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【打率.320/本塁打42/打点110】世界初の偉業を成し遂げ、プロ野球の礎を築いた男

  • 2024.1.30
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【問題】1965年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

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日本ならではの緻密な野球を語るうえで、欠かすことのできない存在なのがキャッチャーですよね。ピッチャーの投球をリードするのはもちろん、戦況を読み、配球や守備位置を的確に指示するなど、明晰な頭脳が求められるポジションです。

キャッチャーは守備の負担が大きい分、打撃面ではそれほど目立った成績を残せないことも多いですが、その実、史上2人目、パ・リーグ初の三冠王を達成したのはほかならぬキャッチャーだったのです。

そこで今回は、守備も打撃も超一流の名捕手をテーマに、クイズを出題。

イラストの成績がどの選手のものなのか、ぜひ考えてみてください!

ヒント…

・京都府立峰山高等学校から、1954年にテスト生としてプロ野球球団に入団しました。

・1956年シーズンからレギュラーに定着。

・歴代2位の通算657本塁打を記録し、戦後初の三冠王にも輝きました。

・愛称は「ムース」

正解は…

野村克也選手でした!

こちらは、1963年シーズンの成績です。

京都府立峰山高等学校から、1954年にテスト生として南海ホークスに入団しました。1956年シーズンからレギュラーに定着。持ち前の打撃センスを武器に活躍し、レギュラー獲得1年目から打率.252、7本塁打、54打点を記録し、ベストナインに選ばれます。

1957年シーズンには、並み居るスラッガーを抑え本塁打王のタイトルを獲得。1962年シーズンには44本塁打を記録し、この年から6年連続で打点王に輝きます。1963年シーズンには、当時のプロ野球記録だったシーズン51本塁打を破る52本塁打をマーク。NPBで、捕手として50本塁打以上を記録したのは野村克也選手だけです。

1965年シーズンには、初の首位打者を獲得し、戦後初の三冠王に輝きます。捕手での三冠王獲得は、世界のプロ野球で初の快挙でした。捕手としては、スコア情報をリードに活かすことで、効率よく打者を抑えることを研究。キャッチャー主体に配球する、今日の日本野球の礎を築きました。

戦後初の三冠王に輝いた強打と、巧みなリードで球史に名を残した名捕手です。


※情報は1月26日時点のものです。

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