1. トップ
  2. 「キャッチボール」は伝わらない!?実は和製英語だった!…じゃあアメリカではなんて言うの?【クイズで学ぶ】

「キャッチボール」は伝わらない!?実は和製英語だった!…じゃあアメリカではなんて言うの?【クイズで学ぶ】

  • 2024.1.28
undefined
写真:PIXTA

スポーツには様々な用語がありますが、実はたくさんの和製英語が存在しています。特に野球用語には多く、野球の本場アメリカで使っても通じない意外な言葉があります

例えば、誰しも耳にしたことがある「キャッチボール」という言葉。これ、実は和製英語なんです。

このように、今まで英語だと思っていた言葉が本来は違っているということはよくあるケースです。そこで今回は、日常的に使われている英語クイズを出題。

「キャッチボール」は英語ではどのように表現するのでしょうか?

【問題】キャッチボール、アメリカではなんと言う?

undefined
TRILL作成

キャッチボールの由来

日本語のキャッチボールは和製英語であり、「catch ball」と言っても「キャッチボール」の意味では伝わりません。

言葉の起源は、1894年。日本の教育者かつ元野球選手である中馬庚が、ベースボールという言葉を和訳することに。テニスが庭球と訳されたように、ベースボールにも民衆が親しみやすい言葉が必要だと考え「ball in the field(野原で行う球遊び)」から野球と訳しました。

さらに、日本で初めての一般向けの専門書「野球」を出版。本誌には基本的なルールやプレーの仕方をイラスト入りで詳しく解説されていて、ここでキャッチボールという言葉も誕生したと考えられています。

正解は…

undefined
TRILL作成

「play catch」でした!

「キャッチボール」は英語で「play catch」と表現します。

辞書で調べてみると、下記の通りです。

「play catch」とは、英語の表現で、直訳すると「キャッチボールをする」という意味である。

また、キャッチボールは英語で「toss the ball around」とも表現できます

出典:weblio辞書

では、キャッチボールの起源がわかったところで、間違った例文をご紹介します。

とあるアメリカの職場にて

日本人:今日、昼休みに「キャッチボール」しないかい?(Do you Wanna play "Catch ball" during lunch break today?)

アメリカ人:「キャッチボール」?なにそれ?("Catch Ball"? What's that?)

日本人:冗談よせよ、野球好きならわかるだろ?(Are you kidding me? I already know you like baseball, you know what I'm talking about.)

アメリカ人:あー、もしかして「Play Catch」のこと?笑 (Oh, you mean "Play Catch"? Haha.)

日本人:え、そうなの?今まで「Catch Ball」って英語だと思ってた!(Wow, I thought "Catch Ball" was English!)

アメリカ人:君は面白いね。まあいいや、キャッチボールしよう!(You’re funny. well, Let's play catch!)

このように、Play catchは主にアメリカ英語で使用され、野球やソフトボールなどの球技で、ボールを投げて相手が捕る遊び、およびその練習方法を指します。「Let's play catch!」などというフレーズで使われ、ニュアンスとしては、友達や家族と一緒に楽しく遊ぶ時に使う、明るくフレンドリーな表現です。

英語での正しい使い方は、

“let's play catch, shall we?”

「ねえ、キャッチボールをしない?」などです。

 


※情報は1月23日時点のものです。

の記事をもっとみる