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「歴代最強だと思うプレミアリーグ所属の日本人サッカー選手」ランキング!3位「香川真司」、2位「岡崎慎司」を抑えた1位は?【サッカーファン108人に聞いた】

  • 2024.2.5

 

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写真:PIXTA

「AFC アジアカップ カタール 2023」のラウンド8(決勝トーナメント準々決勝)が行われ、イラン(FIFAランキング21位)と対戦したサッカー男子日本代表(FIFAランキング17位)。試合は前半、守田選手の先制点で日本がリードを奪うも、後半にイランに同店に追いつかれ、さらに後半終了間際に痛恨のPKを献上してしまい1-2で敗戦。日本は3大会ぶりのアジア制覇とはならず、無念の敗退となってしまいました。

この試合ではスタメンで冨安健洋選手遠藤航選手、そして後半途中からは三笘薫選手が出場しました。

彼らの共通点といえば、現在イングランドのプレミアリーグのクラブに所属しているという点(冨安選手はアーセナル、遠藤選手はリバプール、三笘選手はブライトン)。それぞれのチームで負傷離脱期間を除けば出場機会を得ており、世界最高峰と呼ばれるリーグで海外トップクラスの選手たちと対戦しています。

また、過去を振り返ってみてもこれまでも多くの日本人がプレミアリーグでプレーしました。その中でファンがもっとも活躍し、「歴代最強」だと思っている選手は誰なのでしょうか?

そこで今回はサッカーファン108名を対象に「歴代最強だと思うプレミアリーグの日本人選手」についてアンケート実施しました。

そこで得られた回答結果をランキング形式で紹介します。

なお、「最強」の定義自体を回答者の方に委ねているので投票理由も千差万別です。印象に残った回答者のコメントとともに、早速見ていきましょう。

【第3位】香川真司(21票)

第3位は香川真司選手がランクインしました。

2010-2011、2011-2012の2シーズン、セレッソ大阪から移籍したドルトムントの中心選手としてブンデスリーガ2連覇に大きく貢献した香川選手は、その活躍を評価され2012年6月にプレミアリーグ屈指の超名門クラブであるマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。幾度となくプレミアリーグ優勝経験を持つ誇り高きビッグクラブへの加入は国内外で大きな話題を集めました。実際、回答者のなかには「マンチェスター・ユナイテッドに日本人が在籍する時代が来たのかと驚かされました」という声もありました。

加入1年目はエヴァートンとの開幕戦で早々にデビューを飾り、第2節のフラム戦で初ゴール。ノリッジ・シティ戦ではハットトリックも達成しました。これは当時、プレミアリーグでアジア人選手初の快挙でもありました。リーグ戦では20試合で6得点、クラブはプレミアリーグを制覇しました。

その後は名将アレックス・ファーガソン監督の退任も影響して出場機会を減らし、3シーズンの所属で退団となってしまいましたが、やはり移籍初年度の活躍はインパクトが大きく「とくに初期の活躍はヨーロッパの人が衝撃を受けるほど歓喜したのを覚えています」という称賛コメントも寄せられました。

プレミアリーグでも香川選手が示した実力は、狭いエリアでもボールを巧みにコントロールするテクニックです。「ボールの受け方もうまくてゴール前でも冷静にシュートが打てて決定力も高かった」「プレースタイルが日本人選手にはない華があります」という選出理由もありました。

プレイスタイルが日本人選手にはない華があります。とくに初期の活躍はヨーロッパの人が衝撃を受けるほど歓喜したのを覚えています。(41歳・男性)
当時、最高峰だった、マンチェスターユナイテッドに所属するだけでも凄い事なのに、試合出場、得点、更にはハットトリックまで達成する事は最強にふさわしい。(43歳・男性)
マンチェスター・ユナイテッドに日本人が在籍する時代が来たのかと驚かされました。ハットトリックを成し遂げた試合での落ち着き払って流し込んだシュートは今でも覚えています。(29歳・女性)
ボールの受け方もうまくてゴール前でも冷静にシュートが打てて決定力も高かったので。プレミアリーグでチームメートの信頼も厚く、ファンからも愛されていたので。(41歳・女性)

【第2位】岡崎慎司(24票)

第2位は岡崎慎司選手でした。

2013-2014、2014-2015の2シーズン、ブンデスリーガのマインツで2年連続となる2桁ゴールをマークした岡崎選手は、2015年6月にレスター・シティへ移籍。2015-2016シーズンはサンダーランドとの開幕戦で先発し、第2節のウェストハム戦で加入後初得点を決めました。その後も主力として活躍し続け、36試合に出場して5ゴールを奪取。チームのプレミアリーグ初優勝に貢献しました

資金力が豊富な優勝候補のビッグクラブを上回り、奇跡のプレミアリーグ制覇を果たした“ミラクル・レスター”で、岡崎選手は豊富な運動量を活かして大偉業の立役者となりました。前線からのハイプレスで泥臭く戦う姿に回答者も「粘り強く、フォワードなのに守備も頑張る選手で豊富な運動量でチームに貢献した」とコメントしており、ディフェンスで記憶に残るパフォーマンスを見せました。

今回のアンケートにおいて2位にランクインした岡崎選手を選んだ理由には、「レスター移籍初年度でレギュラーとしてプレーをし、奇跡の優勝に貢献した実績は最強と呼ぶにふさわしい」や「チームメートと共に素晴らしいプレーを連発し、優勝にまで導いた」とやはりチャンピオンに輝いた移籍初年度を評価する声が多かったです。レスター・シティでは2018-2019シーズンまでプレーしましたが、優勝のインパクトは絶大でした。

もちろん守備だけではなく、ニューカッスル・ユナイテッド戦で決めたオーバーヘッドゴールなど、FWに求められる得点も奪った岡崎選手。「泥臭いプレーで点をたくさんとり、特別足が速いわけでもなく、身長が高いわけでもないのにフォワードの嗅覚で裏への動きが上手く得点をとる所が凄い」という称賛コメントもありました。

レスター移籍初年度でレギュラーとしてプレーをし、奇跡の優勝に貢献した実績は最強と呼ぶにふさわしいと思います。(33歳・男性)
常にハードワークでチームに貢献。レスターで優勝にも貢献したことから岡崎慎司選手がNo.1だと思います。(49歳・男性)
岡崎選手は泥臭いプレーで得点をたくさんとり、特別足が速いわけでもなく、身長が高いわけでもないのにフォワードの嗅覚で裏への動きが上手く得点をとる所が凄いと思います。(25歳・男性)
レスター優勝に導いた一人です。あのシーズンの岡崎選手の泥臭いゴールがあければ優勝はなかったかもしれません。優勝に最も貢献できたというポイントで岡崎選手が最も活躍したと思います。(29歳・男性)
粘り強く、フォワードなのに守備も頑張る選手で豊富な運動量でチームに貢献したので。(48歳・男性)

【第1位】三笘薫(35票)

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写真:アフロ

そして、第1位は現在ブライトンに所属する三笘薫選手でした。

三笘選手は2021年8月にJ1の川崎フロンターレからブライトンへ完全移籍。しかし当時はA代表経験がなかったためイギリスの労働許可証が発給されず、ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル移籍しました。2021-2022シーズンは同クラブで27試合・7得点と活躍した後、2022年からブライトンでプレーしています。

圧巻だったのはプレミアリーグのデビューシーズンです。初先発となった第14節のチェルシー戦では華麗なドリブルからの絶妙なラストパスで初アシストをマークし、第15節のウォルバーハンプトン戦で初得点。第20節のリバプール戦ではマッチアップしたイングランド代表のアレクサンダー=アーノルド選手を翻弄し、3-0の勝利に貢献しました。

世界最高峰のリーグの中堅クラブであるブライトンで、ビッグクラブの有名DFたちをドリブルで抜き去る三笘選手のプレーは痛快なのでしょう。回答者の選出理由には「世界最高峰のリーグでいとも簡単にドリブルでディフェンダーを抜き去り、得点もアシストも重ねている」「プレミアリーグでもトップクラスのドリブルテクニックで強豪チームのディフェンダーを突破する姿は見ていて気持ちがいい。世界中で注目されている様は日本人プレーヤーとしては過去最高レベルだと思います」といったコメントが寄せられました。

結果的に2022-2023シーズンは33試合に出場して7ゴール。これは3位の香川選手、2位の選手に並ぶ日本人選手のプレミアリーグ最多得点記録です。「まだプレミアリーグでのプレー期間は短いが、最も強烈なインパクトを残している」という声があるとおり、三笘選手は短期間で記録にも記憶にも残るパフォーマンスを見せています。

今後のさらなる活躍が期待される三笘選手は今シーズン、第18節のクリスタル・パレス戦で負傷交代。怪我を抱えたままアジアカップを戦う日本代表に合流し、先のバーレーン戦で戦線復帰しました。クラブに戻って以降の活躍にも期待したいですね!

世界最高峰のリーグでいとも簡単にドリブルでディフェンダーを抜き去り、得点もアシストも重ねているから。(54歳・男性)
まだプレミアリーグでのプレー期間は短いが、最も強烈なインパクトを残しているから(41歳・男性)
所属はブライトンとプレミアリーグの中では中堅のチームではあるが、出場すれば常に結果やインパクトを残してデータ上でもプレミアで上位に入る左ウィンガーと証明しているから。(30歳・男性)
プレミアリーグでもトップクラスのドリブルテクニックで強豪チームのディフェンダーを突破する姿は見ていて気持ちがいい。世界中で注目されている様は日本人プレーヤーとしては過去最高レベルだと思います。(58歳・男性)
サイドからのスピードあるドリブル突破は観ていて気持ちいいです。体力面で劣る日本人が、当たりの強いプレミアリーグで堂々とプレーしているのには感心します。(72歳・男性)

4位以下の選手とコメント

吉田麻也(11票)

日本人には難しいと言われるプレミアリーグで150試合以上出場し、しかもディフェンダーという体格的に劣る日本人での記録だけに、本当に偉大な選手だと思いますので、彼を歴代最強のプレミアリーグ日本人サッカー選手としたいです。(22歳・男性)

冨安健洋(8票)

あの若さで、プレミアでレギュラーとして活躍出来るていうのは、才能がないと無理だと思う。日本人離れしたフィジカルで勝負できていると思います。(49歳・男性)

遠藤航(6票)

ボディコンタクトが好まれるプレミアリーグで、地元サポーターが唸るほど活躍している選手は初めてです。(29歳・男性)

結果はこちら

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回答結果を元に作成したグラフがこちらになります。

第4位には2012-2013から2019-2020シーズンまで、8年間に渡りサウサンプトンに所属し、プレミアリーグ154試合出場を誇る吉田麻也選手が11票を獲得しました。

惜しくもベスト8で敗退となってしまった日本ですが、各クラブに帰ってからも日本代表の選手たちの活躍に期待しましょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)

調査実施日:2024年1月18〜19日

調査対象:全国の20代~70代

有効回答数:108

※記載している回答は原文ママ

※2024年1月21日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA

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