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「歴代最強だと思うJリーグの外国人助っ人FW」ランキング!3位「ストイコビッチ」、2位「エメルソン」を抑えた1位は?【サッカーファン105人に聞いた】

  • 2024.2.8
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写真:PIXTA

サッカーの花形ポジションといえば、やはり「FW(フォワード)」。ゴールを決め、チームを勝利へ導くその姿に憧れ、サッカーを始めたという人も少なくないでしょう。

近年では多くの日本人選手がイングランドやスペイン、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ各国の強豪リーグに移籍することが珍しくなくなりました。また、ワールドカップでは強豪国に勝ちグループステージを突破するなど、世界との差も徐々に小さくなってきた印象のある日本ですが、プロリーグであるJリーグの発足は1993年で現在まで約30年と、まだ歴史は深くありません。

しかし、Jリーグでは、これまで数多くの助っ人外国人が活躍してきました。中には、現役バリバリの代表選手や世界的なプレイヤーが来日したこともあり、そのラインナップは実に豪華です。

今回は、そんな助っ人外国人選手の中でもFWをピックアップ! 歴代最強の「外国人助っ人FW」について、サッカーファン105名を対象にアンケートを実施。ランキング形式で紹介します。

なお、「最強」の定義から回答者に委ねているため、選考理由は多岐に渡ります。また、戦術によるポジション変更などで一時期だけFWを務めていたという選手も対象になります

一体、第1位に選ばれたのはどの選手なのでしょうか?

さっそく見ていきましょう!

【第3位】ストイコビッチ(10票)

第3位は名古屋グランパスで活躍し、“ピクシー”の愛称でファンから絶大の人気を得たドラガン・ストイコビッチ選手でした。

ユーゴスラビア(現セルビア)出身で、母国の名門クラブであるレッドスター・ベオグラードやリーグ・アン(フランス)のオリンピック・マルセイユなど名門クラブでプレーした後、1994年から2001年まで名古屋グランパスでプレー。95年には後にアーセナルの監督として世界最高の名将の一人と言われるアーセン・ベンゲル監督指揮のもと、JリーグではMVPを、そして天皇杯優勝というタイトルも獲得しました。引退するまで名古屋グランパスに在籍し、Jリーグでは通算184試合・57ゴールという成績を残しています。

ストイコビッチ選手の多くの華麗プレーは多くのファンを魅了しました。大雨で芝が泥濘む中行われた試合ではリフティングでドリブルをしたり、2000年元旦に行われた天皇杯決勝では敵のDFやGKを翻弄するフェイントを駆使したゴールなど、今なお語られるプレーは数知れず。監督時代にダイレクトボレーを決めた伝説の“革靴ゴール”も有名です。

記録にも記憶にも残るストイコビッチ選手、この順位は納得ではないでしょうか。

まさに日本来た外国人の中ではトップクラスのプレイヤーで、その実力も素晴らしく名古屋グランパスで数々の素晴らしいプレイを見せてくれ、代表でも活躍されていたので彼が歴代最強の外国人フォワードだと思います。(22歳・男性)
ボールタッチの上手さや大事な場面でゴールを決める決定力の高さなど助っ人の中でも群を抜いていました。フリーキックも芸術的で、いつもカッコいいと感じていました。(32歳・男性)
グランパスではFWで輝いていたので、雨の日リフティングドリブリルや、天皇杯での鬼の切り返し、中西へのワンタッチアシストなどすごいプレーの連続でした。(50歳・女性)

【第2位】エメルソン(11票)

第2位は、浦和レッズなどで活躍したエメルソン選手でした。

2000年、当時指揮官を務めていた岡田武史元日本代表監督がその才能に惚れ込み、ブラジルのサンパウロFCからコンサドーレ札幌への期限付き移籍という形で、Jリーグでのキャリアをスタートさせたエメルソン選手。Jリーグ初年度にも関わらず、すぐさま日本でのサッカーにアジャストし、34試合で31ゴールという輝かしい活躍を披露しました。

その後、川崎フロンターレに移籍しますが、“最強助っ人”の由縁となっているのは浦和レッズ時代の活躍のおかげでしょう。2001年途中から2005年のシーズン終了まで4年半在籍し、通算100試合に出場、71ゴールと大活躍。2003年には最優秀選手賞、2004年には得点王に輝くなど、まさにエースの名にふさわしいFWでした。

Jリーグでのキャリア初期は、その強すぎる個性からワンマンプレーも目立ちましたが、次第にチームプレーを覚えるなど、日本らしいサッカーに上手く順応していったエメルソン選手。Jリーグでの活躍後は、カタールのアルサッドに加入すると、同国の代表入りを目指し、国籍を取得したことでも大きな話題を呼びました。また、キャリア終盤には、母国ブラジルの複数チームで活躍。コリンチャンスの一員として出場した2012年のクラブワールドカップでは、ヨーロッパの名門チェルシーを破り、優勝する活躍も見せました。

練習嫌いだったことでも知られているエメルソン選手ですが、彼と対戦した相手が口を揃えて“身体能力がずば抜けている”、“身体が強い上に速い”と、そのフィジカルモンスターぶりを称えていたのも印象的です。

驚異的なスピードで決定力もある。正直、エメルソン1人に任せれば勝利できるのではないかと思うようなプレーは魅力的。札幌を昇格に導き、浦和では得点王となり結果を残している。正直、あのスピードをもって決定力も高いプレーヤーはエメルソン以降見たことがないです。(41歳・女性)
スピード、決定力、テクニックすべてを兼ね備えていたスーパーFW 。(42歳・男性)
当時はまだ若かったのに圧倒的なスピードと決定力で日本を圧倒したからです。(41歳・男性)
規格外の速さと決定力で、彼のプレーを見ているとわくわくした。ピッチの外でも話題になることが多く、深く印象に残っている。(31歳・男性)
圧倒的なスピード、テクニックで得点を量産していたから。また、当時の浦和レッズがアジアの中でも強豪と言われる位置にいて印象に残っているから。 (33歳・男性)

【第1位】エムボマ(25票)

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写真:望月仁/アフロ

そして第1位は、ガンバ大阪などで活躍したパトリック・エムボマ選手でした。

カメルーン出身のエムボマ選手がキャリアをスタートさせたのは、彼の移住先だったフランスのスタッドドゥレスト。1990年には、現在エムバペ選手らが所属するPSG(パリ・サンジェルマン)に移籍し、その後も複数のクラブを渡り歩きました。

日本への移籍を果たしたのは、1997年。Jリーグのガンバ大阪で28試合に出場、25得点を奪い、得点王のタイトルを獲得します。彼を語る上で欠かせないシュートは、デビュー戦のベルマーレ平塚戦でみせた1本でしょう。右足でリフティングを見せたのちに、落ちてくるボールをダイレクトで振り抜くと、ものすごいドライブ回転のかかったボールがゴールネット一直線。挨拶代わりにみせた、衝撃的なリフティングボレーシュートは今なお伝説として語り継がれています。

先述したリフティングボレーのように、彼の魅力はその並外れた身体能力にあります。複数のDFに囲まれてもキープできるボディバランス、身体を崩されても安定感抜群で正確なシュート力は、過去Jリーグに在籍した助っ人選手の中でもトップクラスだといえるでしょう。

ガンバ大阪での活躍後、一度ヨーロッパリーグに戻り、キャリアを重ねたエムボマ選手は、2003年に再び来日。東京ヴェルディ、ヴィッセル神戸に2シーズンずつ在籍しました。晩年ということもあり、ガンバ大阪時代ほどの活躍は見られませんでしたが、Jリーグ通算79試合48ゴールという素晴らしい成績を残し、惜しまれつつも現役を引退することとなります。

“なにわの黒豹”、“ボマちゃん”という愛称がつくなど、実力だけでなく人気も非常に高かったエムボマ選手。1位に選出されるのも納得です。

とんでもない身体能力で当時の日本人ではまったく歯が立たない怪物感が凄かったから。(38歳・女性)
身体能力の凄さを思い知った選手です。同じプロの選手を子ども扱いするし、漫画レベルのミドルシュートは目が点になりました。(41歳・男性)
ずば抜けた身体能力を備えていて、浮き球からの反転ボレーシュートは今でも伝説になっているから。(54歳・男性)
身体能力が異次元で、サッカーファンとして培ってきた常識が、彼のプレーに接して殆ど崩れ去った。(59歳・男性)
フィジカルの高さ、特に体のバネを活かした身のこなしやシュート力の強さが衝撃的で、観ていても楽しくて、観に行きたいと思える選手だったので。(47歳・女性)

4位以下の選手とコメント

アルシンド(8票)

当時は弱小と思われていた鹿島で大活躍し、にわかサッカーファンを惹きつけるプレーでJリーグの初年度を盛り上げた。彼はボールを持つと必ずゴールを決めてくれるような期待感があった。(53歳・男性)

オルンガ(7票)

優れた得点能力とフィジカル。特に昇格プレーオフでの大爆発の印象が強いから。(41歳・男性)

結果はこちら

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4位には抜群の得点力と特徴的なヘアスタイルで人気を博したアルシンド選手、5位には柏レイソルでゴールを量産したオルンガ選手と、個性豊かな外国人助っ人たちの名前が並びました。

近年は、各国の代表として活躍した選手の加入も珍しくなくなったJリーグ。今後も、サッカーファンを驚かせる大物がやってくることに期待しましょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)

調査実施日:2023年1月19日

調査対象:全国の10代~60代

有効回答数:105

※記載している回答は原文ママ

※2024年1月24日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

※サムネイル写真出典:PIXTA

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