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「歴代最強だと思うファイターズのバッター」ランキング!3位「張本勲」、2位「小笠原道大」を抑えた1位は?【プロ野球ファン180人に聞いた】

  • 2024.4.25
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出典:PIXTA

2004年に拠点を東京から北海道に移した日本ハムファイターズ。

伝統的にスター選手を多く輩出している球団であり、打者において高い打率を残すアベレージヒッターからフルスイングでホームランを量産するスラッガーまで個性豊かな面々を生み出してきました。特に左打者に好選手が多い印象を受けます。

そんな強打者が数多く存在したファイターズですが、今回TRILLスポーツでは全国のプロ野球ファン180人に「歴代最強だと思うファイターズの強打者ランキング」のアンケートを実施。その結果を本記事にまとめました。ちなみに、前身の球団に所属していた選手も対象としています。また、「最強」の定義は記録や数字ではなく、印象が強かった選手など回答者に委ねていることをお含みおきください。

それでは、トップ3に見事ランクインした選手達を早速ご紹介します。

【第3位】張本勲(22票)

第3位にランクインしたのは、「昭和の安打製造機」として活躍した張本勲選手です。

通算3085安打は同世代の長嶋・王をも上回る歴代1位の日本記録。3000本に到達した唯一の選手でもあります。

大阪の浪華商業高校(現・大体大浪商高校)から1959年に東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)に入団。ルーキーイヤーは高卒新人ながら開幕スタメンを果たし、シーズン中盤からは4番に座るなど1年目から存在感を示して見事新人王に輝きました。その後も2年目に早くも打率3割、3年目には打率.336で首位打者獲得と年々右肩上がりの成長を見せます。

現役時代は身体が大変強く、故障らしい故障が一度もありませんでした。入団から20年間連続で「100試合以上出場」、「100安打以上」、「二桁本塁打」をマークしたのはその裏返しでもあります。晩年の1976年に読売ジャイアンツへ移籍しましたが、同年には36歳にして自身最多となる182安打を放ちました。

バットを水平に振り切る独特のスイング打法で、首位打者を7回獲得。これは、あのイチロー選手と並ぶ記録でもあります。「試合」や「打席数」、「本塁打数」、「打点数」などの項目でも歴代トップ10に入る成績を収めており、その功績から1990年には野球殿堂入りを果たしています。

安打数3085本、本塁打数504本、打点1676点と、特に安打数に関しては、NPBで唯一の3000本超えと、何一つ文句のつけようのない記録を持つ張本勲は、ファイターズ1の強打者だと思います。(58歳・男性)
球界のレジェンドで安打製造機を異名をとり七回にも首位打者を記録したからです。3000本安打達成の時は感動しました。(57歳・女性)
通算3085安打はプロ野球記録です。ヒットメーカーのイメージが強くありますが、ホームランも504本も打っているので、打力だけなら間違いなく1番です。(32歳・男性)
他を寄せ付けない3000本安打の実績、広角に打ち分けられるところがすごい。(47歳・男性)

【第2位】小笠原道大(45票)

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提供:産経新聞

"ガッツ"の愛称とフルスイングでファンを魅了した小笠原道大選手が第2位に入りました。

勝負強いバッティングでホームランや打点を量産。チームの主力として長年にわたり安定した成績を残しました。

1996年にドラフト3位で日本ハムファイターズ(当時)に入団。会見にあたっては「首位打者を取れるような打者になりたい」と意気込みを語りました。意外にも初期の頃は捕手として出場機会を得ていましたが、3年目からは打撃を活かすために一塁手へコンバートします。「バントをしない恐怖の2番打者」として135試合にフル出場を果たし、打率.285、25本塁打、83打点と堂々の結果を残します。さらに翌年には打率.329、31本塁打、102打点と打撃3部門全てにおいて前年を上回る数字をマークしました。躍進は続き、2002年と2003年はそれぞれ打率.340、360と驚愕のハイアベレージを記録。入団会見の際に語った首位打者のタイトルを2年連続で獲得し、2005年には自己最多となる37本塁打を放ちホームラン王にも輝きました。

ファイターズで10年間を過ごした後は、FA権を行使して読売ジャイアンツへ移籍。1年目から4年連続で3割30本塁打とファイターズ時代と遜色ない数字を叩き出しています。最終的には42歳まで現役を続け、2000本安打の偉業も達成しました。

打率3割と30本塁打以上をマークしたシーズンは実に10回通算打率.310は立派の一言に尽きます。決して綺麗な打撃フォームとはいえませんでしたが、体を目一杯使ったフルスイングを貫き、時には指を骨折しながらホームランを打つ気迫はまさに「ファイター」。投手のポールを待ち構える眼光の鋭さは今もなおファンの記憶に残っています。

全力フルスイングにも関わらずミート力が高いのはすごい。もちろん長打もある。二番バッターのイメージを変えたのは彼からだと思っている。(40歳。男性)
フルスイングでホームランを打つだけではなく、打率も残す元祖的な選手だと思います。シーズン途中までは不調でも、最終的には毎年安定した成績を残していたイメージです。(34歳・男性)
神主打法から繰り出される全力のフルスイングが無茶苦茶カッコイイ。当然見掛け倒しではなくほとんど毎年30本以上のホームランを記録する大打者だった。「北のサムライ」や「ミスターフルスイング」といった異名もカッコイイ選手でした。(34歳・男性)
広い札幌ドームで30本塁打以上を6年間も放ち、2006年にはホームランと打点王の二冠王になったのは、忘れられません。(27歳・男性)

【第1位】大谷翔平(58票)

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提供:産経新聞

第1位にランクインしたのは、2024年からロサンゼルス・ドジャースでプレーしている"二刀流"大谷翔平選手です。

北海道日本ハムファイターズに在籍したのはわずか5シーズン。成績だけ見ると小笠原道大選手や張本勲選手に及びませんが、二刀流で活躍するという過去に類を見ない選手として、球界を牽引したインパクトの大きさが多くのファンの支持を集めたのでしょうか。

花巻東高校時代から投打に実力を見せていましたが、2012年にドラフト1位でファイターズに入団後もプロ野球選手としては例が少ない二刀流を継続。そのため規定打席に到達したシーズンは一度もありませんでしたが、2016年には382打席ながら打率.322、22本塁打、67打点と非凡なバッティングセンスを示しています。投手としては3年連続二桁勝利の実績をはじめ、2015年には15勝5敗、防御率2.24で「最多勝」、「最優秀防御率」、「最高勝率」の三冠を獲得。どちらかといえば、NPB時代は打者より投手としての活躍が目立っていました。

しかし、2018年にメジャーに渡ってからはご承知の通り、打撃重視の起用が増えます。ロサンゼルス・エンゼルス1年目にはいきなり22本塁打61打点をマークすると、2021年には打率.257、46本塁打、100打点、26盗塁と「走攻」で大活躍、日本人としてはイチロー選手以来となる「MVP」を獲得しました。また、昨シーズンはシーズン途中で欠場ながら44本塁打を放ち日本人およびアジア人初のホームラン王、二度目となる MVPにも輝いています。

193cm95kgの日本人離れした体格から長打を打てる点が魅力で、特にスイングスピードの速さは群を抜いており、打球速度は最速で190キロを超えることもあります。これはメジャーリーグの中でもトップクラスの数字で、相手守備陣にとっては脅威です。今シーズンからは新天地となるロサンゼルス・ドジャースでプレー。今シーズンは打者専念のため二刀流は見ることはできませんが、打撃で大暴れし、悲願のワールドチャンピオンを目指します。

日本ハム時代の5年間で通算403試合出場、打率.286、48本塁打、166打点、OPS.859の成績を残し、今はメジャーで大活躍している彼が、歴代最強の日本ハムの強打者だと思います。(22歳・男性)
誰もが認める世界的二刀流の言葉では表せない選手だからです。何度も球場で観ましたが、打っても投げても打球の勢いがすごくて感動しました。(28歳・女性)
日本でプレーしていた時から長打力がずば抜けており、大リーグではピッチャーとの二刀流ながら東洋人として初めてホームラン王を獲得した強打者だから。(66歳・男性)
昨年メジャーリーグでホームラン王、満場一致てMVPを獲得。日本ハム在籍時は、二刀流として活躍。ピッチャーとしても活躍しましたが、打者としてもホームランを量産。打球の速さと飛距離は日ハム時代から群を抜いていました。(49歳・男性)
メジャーリーグでホームラン王とMVPを取れていることが最強の証明である。長打力だけではなく、1点を争う場面では左右に打ち分けることができる。(62歳・男性)

4位以下の選手とコメント

中田翔(12票)

日ハム時代長い間4番を務め、日本代表でも4番でチームに貢献した凄いバッターでチャンスに強いところが最強だと思います。(25歳・男性)

新庄剛志(9票)

オールスターで見せたホームスチールや、ド派手な登場シーンなどファンのことを考えてくれている。また実力も伴っていて、華がある。(36歳・男性)

稲葉篤紀(8票)

ヤクルトスワローズから移籍して活躍した選手です。当時のファイターズには欠かせない存在で、新庄選手と共にチ-ムを盛り上げました。キレイな放物線を抱くホ-ムランが印象的でした。(53歳・男性)

田中幸雄(6票)

チームが低迷している時もひたすらトレーニングに励んで、主力として活躍した。コツコツヒットを重ねて、生え抜き選手で初の2,000安打を突破した。

フェルナンド・セギノール(3票)

広い札幌ドームで2004年に両打ちで40本塁打以上打ち、ホームラン王に輝いたのが凄い。(34歳・男性)

結果はこちら

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TRILL作成
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TRILL作成

アンケートの結果はこちらです。2024年シーズンからロサンゼルス・ドジャースで移籍した大谷翔平選手が堂々の第1位に輝きました。不動の4番として活躍を見せて今シーズンから中日ドラゴンズで活躍がプレーする中田翔選手が第4位にランクイン。

現在チームを指揮する新庄剛志選手や、過去に指揮した稲葉篤紀選手もランクイン。そしてレジェンドである田中幸雄選手も名を連ねました。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:180

※記載している回答は原文ママ

※2024年4月22日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

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