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「歴代最強だと思うオリックスのエース」ランキング!1位は「山本由伸」、2位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2024.4.20
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出典:PIXTA

2005年、パ・リーグの「大阪近鉄バファローズ」と「オリックス・ブルーウェーブ」が統合し、誕生したオリックス・バファローズ。ここ3シーズン連覇中と近年躍進を続ける強豪球団ですが、かねてから投手力が高い球団として知られています。

特に近年の先発投手陣の充実ぶりは12球団の中でも屈指で、2019年から5年連続で投手部門のタイトルにオリックスの投手が名を連ねています。ここまで読んで、様々な投手の顔が思い浮かんだ方も多いことでしょう。

そんな名投手達が多く存在する「オリックスのエース投手」の中で、「歴代最強」は誰なのか?そこで全国のプロ野球ファン100人にアンケートを実施、「歴代最強だと思うオリックスのエース投手ランキング」を作成。その結果をご紹介します。

なお、「最強」の定義は記録や数字だけでなく、投票者に委ねていますので、投票理由も多岐にわたります。また、球団統合前の「大阪近鉄バファローズ」と「オリックス・ブルーウェーブ」時代(前身球団時代を含む)の投手は対象外としています。

また、後に抑えに転向など、一時期先発を務めていた投手も対象です。

一体、誰が選出されたのか。投票結果を見てみましょう。

【第3位】山崎福也(2票)

第3位にランクインしたのは、サウスポーの山崎福也(さちや)投手でした。

188cmの長身から繰り出される角度ある直球と、スライダーやカットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップなど多彩な変化球が武器の投手です。

明治大学を経て、2014年にドラフト1位でオリックス・バファローズに入団すると、1年目から先発で積極的に起用されます

大きく成長が見られたのは入団7年目、29歳のシーズンです。開幕早々からシーズン終盤まで先発ローテーションに加わり、この年は22試合に登板し、8勝10敗で防御率3.56の成績を残します。投球回数も116回1/3と規定投球回数には及びませんでしたが、初めて100イニングを超えを記録しました。

勢いそのままに、2023年は開幕2試合目に先発で登板すると前半から好調をキープ。6月は一カ月で4勝を挙げる活躍を見せ、自身初となる月間MVPの獲得とオールスターにも選出されます。シーズンを通しても11勝5敗と初めて二桁勝利をクリアしました。

2021年から3年連続で日本シリーズに先発投手として登板を果たすなど年々存在感も大きくなりつつありましたが、2023年オフに国内FA権を取得。2024年からは背番号18を背負い、北海道日本ハムでプレーしており現在まで3試合に登板。防御率2点台、2勝をあげる好成績を残しています。

スローカーブを自在に操る姿が最強に思えるから。(36歳・男性)

【第2位】金子千尋(12票)

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提供:産経新聞

第2位にランクインしたのは、12票を獲得した金子千尋投手です。

2004年に自由獲得枠でオリックス・バファローズに入団した時から評価の高い投手でしたが、3年目のシーズン後半に先発で起用されると6連勝を記録。最下位に沈むチームの中にあって一際光る活躍を見せます。

翌年からは球団のエースといえる活躍ぶりで、特に2010年シーズンの活躍は凄まじく、17勝8敗と大きく勝ち越し、最多勝利のタイトルを獲得します。投球回数はリーグ最長の204回1/3、奪三振も投球回数に迫る190個を数えました。

30歳を超えても力は落ちず、2013年に15勝8敗、2014年は16勝5敗と、2年連続で15勝以上をマーク。2014年シーズンは自身2度目となる「最多勝」のみならず、「最優秀防御率」、「MVP」、「沢村賞」、「ベストナイン」、「ゴールデングラブ」とタイトルを総ナメにします。オリックスの選手がMVPを獲得するのは1996年のイチロー選手以来18年ぶりの快挙でもありました。

糸を引くような150km超の直球と落差の大きい変化球を操り、通算成績は130勝、投球回は2025回2/3、1721奪三振と圧巻の記録。コントロールも良く、平成中期~後期にかけてオリックスを支えた象徴的な投手の一人です。

コントロールが良くて変化球も多彩で、とにかく勝っているイメージが強い選手だからです。(32歳・男性)
21世紀に入ってから弱小にあえいでいたオリックスは投手が今一つでした。そんな中で登場した金子は沢村賞を獲得するなど孤軍奮闘していた印象です。(43歳・男性)
力感の無い投球フォームが好きでした。低めに落ちる変化球で三振を重ねる所も凄く印象に残っています。(30歳・男性)
最多勝利を2回獲得し、沢村賞やMVPにも選ばれたエースです。(48歳・女性)

【第1位】山本由伸(86票)

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提供:産経新聞

圧倒的な第1位に輝いたのは今シーズンよりロサンゼルス・ドジャースで大谷翔平選手と共闘する山本由伸投手です。

7シーズン在籍したオリックス・バファローズ時代には数々の大記録を残した投手。2024年からは満を持してメジャーリーグに挑戦しています。都城高校から2016年ドラフトで4位で入団後は、ルーキーイヤーから一軍の試合に登板して白星を挙げるなど順調な滑り出しを見せます。

翌2018年シーズンは、リリーフ一本で起用されると54試合に登板、4勝2敗1セーブ32ホールド、防御率2.89という堂々とした成績を残します。夏場にはオールスターにも選出されるなど、若干20歳でありながらオリックスの主力投手として躍動しました。

5年目のシーズンから投手としての覚醒がスタートします。2021年は18勝5敗で防御率1.39、2022年は15勝5敗の防御率1.68、2023年は16勝6敗に防御率1.21と圧巻の成績が続き、「最多勝利」と「最優秀防御率」、「最高勝率」、「最多奪三振」の投手四冠に加え、「沢村賞」と「MVP」を3年連続で獲得。また、2022年と2023年は82年ぶりとなる2年連続ノーヒットノーランも達成しました。

2021年からチームはパ・リーグの王者に君臨していますが、山本由伸投手の活躍なくして優勝は実現しなかったでしょう。プロ野球での活躍にとどまらず、山本由伸投手は国際大会にも多数登板しており、2021年に開催された東京オリンピックや2023年のWBCでも日本を優勝へ導く好投を見せています。

現在26歳と年齢的にもまだまだ若く、今後どこまで突き抜けた活躍をファンに見せてくれるのかいくかが楽しみで仕方ない投手です。

NPB初の3年連続の投手4冠且つ、3年連続の沢村栄治賞受賞。この記録を打ち立てて、最強と言わずして何と言うのでしょうか。(44歳・女性)
3年連続投手四冠、2年連続ノーヒットノーラン等圧倒的な実績。投げている球も圧巻で威力抜群且つ繊細なコントロールのストレート、150キロを超えるフォークや狙い球を絞らせないカーブ等どの球種でも打者を打ち取れる理想的なピッチャーであるため。(28歳・男性)
投手4冠を2年連続で達成するなど、投手としての全ての能力が高いエースです。オリックス・バファローズが近年優勝争いの常連になったのは、この人がいた部分が非常に大きいので歴代最強だと思います。(39歳・男性)
投げる球すべてが素晴らしく感じてしまうぐらい圧巻の投手です。簡単に追い込んで高速フォークを投げるだけでアウトを取ってしまう印象があります。近年の成績を見ても文句なしで現役では日本球界最強の投手と言っても文句はないでしょう。(48歳・男性)
3年連続投手4冠を達成した大エース。今後はメジャーでの活躍が期待される。(53歳・男性)

結果はこちら

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TRILL作成

 

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TRILL作成

100票中、実に9割近くにあたる86票が山本由伸投手に集まりました。また、これまでTRILLスポーツが集計した他球団のランキングのように多くの選手に回答が分散することなく、票が集まったのは3選手のみという結果になりました。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の10代~60代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2024年4月19日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※敬称は「投手」で統一しています。

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