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「歴代最強だと思う千葉ロッテのバッター」ランキング!3位「角中勝也」、2位「井口資仁」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2024.5.4
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出典:PIXTA

強風が吹き荒れる中、鋭いスイングでヒットやホームランが飛び出し熱いロッテファンの歓声がこだまする。千葉ロッテマリーンズは数多くの勝負強い強打者を生み出してきました。

シュアなバッティングから多くの安打を量産するヒットメーカー、力強いスイングで広角に快打を飛ばし続けたスター選手、独特のバッティングフォームから通算510本塁打を放つ孤高の天才打者など、印象深いスラッガーを多く輩出しています。

皆さんは「歴代最強の千葉ロッテ・マリーンズの強打者」と聞かれたら、どの選手を思い浮かべますか?

そんな強打者が数多く存在する中で「歴代最強」は誰なのか?そこで全国のプロ野球ファン166人にアンケートを実施して、ランキングを作成。その結果をご紹介します。

なお、「最強」の定義は記録や数字だけでなく、投票者に委ねていますので、投票理由も多岐にわたります。一体、誰が「歴代最強千葉ロッテ・マリーンズの強打者」に選出されるのか。投票結果を見てみましょう。

【第3位】角中勝也(9票)

第3位にランクインしたのは、"独立リーグ出身の申し子"角中勝也選手です。

2003年に新設された日本航空第二高校(現:日本航空高校石川)に進学しましたが、甲子園出場経験なしで高校生活を終えました。高校卒業後は、独立リーグの高知ファイティングドッグスに入団し、打率253、4本塁打、28打点と持ち前の勝負強さを発揮し、2006年のドラフト会議にて、大学生・社会人ドラフトで7巡目指名を受けて千葉ロッテマリーンズに入団します。「独立リーグからNPBに入団した最初の選手」となり、たちまち注目が集まりました。

1年目は1軍戦で9試合に出場した後に、2年目〜4年目は10試合ほどの1軍戦出場だけでしたが、徐々に力を付けて、5年目に51試合に出場し、打率.266と自己最高打率を記録しました。6年目には、4月に1軍に昇格すると瞬く間にヒットを量産して、独立リーグ出身選手初の首位打者を獲得します。プロ通算17年間で首位打者2回、最多安打1回と申し分ないヒットメーカーとなりました。

2024年シーズンは、シュアなバッティングで2018年以来の「100安打以上」を放つことに期待です。

文句なしに角中選手だと思います。首位打者にもなった事もあり、いまだ現役でいぶし銀の様な活躍をしていてチ-ムに勝利をもたらすバッテングをして活躍しているからです。これからも頑張って欲しいと思います。(53歳・男性)
角中選手は地方リーグからでてきた後咲きの選手でありながら首位打者、最多安打とった安打製造機にです。高い出塁率が魅力的な最強バッターです。(29歳・男性)
長年コンスタントに成績を残している。チャンスに強く、出塁率もいい。独立リーグ出身の星。(38歳・男性)
重要な場面で打ってくれる頼りになる打者。角中の応援歌も大好きです。(34歳・男性)

【第2位】井口資仁(10票)

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写真:SANKEI

第2位にランクインしたのは、日米の"優勝請負人"と称される井口資仁選手です。

東京都の強豪校である国学院久我山高校に進学し、2年生の時に第73回全国高等学校野球選手権大会に3番ショートとして甲子園に出場しました。高校卒業後は東都リーグの名門校である青山学院大学に進学し、ショート・1番打者の「青い核弾頭」という異名で活躍しました。大学4年間で通算103安打、打率.281、24本塁打、61打点、32盗塁と輝かしい成績を収め、1996年のドラフト会議では福岡ダイエーホークスに逆指名にてドラフト1位で入団します。

1年目はシーズン8本塁打を放つなど、大学球界屈指の強打者ぶりを発揮。さらには、「助っ人選手を除いた新人選手のデビュー戦での満塁ホームラン記録」はNPB史上初の偉業でした。2年目も21本塁打を放ち、徐々に存在感を示すと、5年目には自己最多の30本塁打を放ったのに加えて44盗塁を記録して盗塁王を獲得します。7年目にも42盗塁を記録して2度目の盗塁王を受賞し、走力でも持ち味を発揮していることが伺えます。2005年から移籍したMLBでも、通算4年間で2年連続で2桁本塁打を記録し、シカゴ・ホワイトソックス在籍時には、"伊良部秀輝選手に次ぐ史上2人目"のチームのワールドシリーズ制覇にも貢献しました。

2009年に千葉ロッテマリーンズに移籍してNPBに復帰します。在籍9年間で5度の2桁本塁打をマークし、2018年〜2022年シーズンは千葉ロッテマリーンズの1軍監督を務めて、数々の好プレイヤーを輩出する名監督となりました。

監督退任後は、NHKの野球解説者やサンケイスポーツの野球評論家として活躍しています。

メジャーから移籍しロッテへ入団された方で、チームの2010年の日本一にも貢献してます(48歳・女性)。
現役時代の井口選手は打っても、守れる選手でロッテの黄金時代をささえた選手の一人だと思います。二塁手でホームランが打てるのも強みだと思います。(29歳・男性)
ロッテの長距離砲スター選手としてメジャーにも挑戦できるだけの野手だったと思うから。(29歳・男性)
頼りになる存在でした。パンチ力もあり大好きな選手でした。また応援歌もすごく好きでした。(36歳・男性)

【第1位】落合博満(101票)

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写真:SANKEI

第2位に大きく差を付けて堂々の第1位に輝いたのは、“孤高の天才打者”として知られる落合博満選手です。

秋田県立秋田工業高校に進学し、野球部に入部後すぐに4番に抜擢されましたが、練習嫌いや体育会系の風習に付いていけず入退部を繰り返しました。高校卒業後は東洋大学に進学するも、劣悪な環境下で苦悩の日々を過ごします。

大学中退後は、プロボウラーを目指して秋田県に戻りますが、断念を余儀なくされました。高校時代の野球部部長を訪ねたところ東芝府中のセレクションを勧められて見事に合格すると、入社2年目から4番打者として活躍し、チームを初の都市対抗野球大会に導くなど勝利に貢献しました。自チームだけではなく日本通運や電電東京の補強選手として呼ばれることが多く、東芝府中在籍5年間で通算70本塁打「社会人野球界屈指のスラッガー」に成長します。その後、1978年のドラフト会議にてロッテオリオンズから3巡目指名を受けて入団しました。

NPB入り後は、1年目に2本塁打、2年目は15本塁打と本数を徐々に増やして3年目~8年目までは20本塁打以上を継続しました。そして、7年目に自身最多の52本塁打、8年目に50本塁打と他球団やプロ野球ファンに衝撃を与えるスラッガーとなりました。ロッテ在籍8年間で4年目、7年目、8年目と「3度の三冠王」を獲得したのは後にも先にも落合博満選手しかいません。

プロ9年目からは中日ドラゴンズに移籍し、通算7年間のすべてで2桁本塁打を記録し、特に1989年の40本塁打、1990年の34本塁打、1991年は37本塁打と打ちまくりました。読売ジャイアンツに移籍後も、優勝請負人として2度のリーグ優勝に貢献した後、晩年には日本ハムファイターズでも活躍。

引退後は野球解説者を務めた後に、2004年〜2011年の8年間中日ドラゴンズの監督を務めてリーグ優勝4回、日本一1回ですべてAクラスに導いた名将です。現在はYouTubeチャンネル「【公式】落合博満のオレ流チャンネル」でレジェンド対談など、野球ファンにはたまらない話を繰り広げています。

3度も3冠王を取るなんて信じられない。あのきれいなライト方向のホームランは衝撃的だった。(51歳・男性)
三冠王に3度も輝いたのは落合さんだけですし長距離打者ながら引っ張るだけではなくどの角度にもホームランを打てる広角な打撃がとても印象に残っているので。(56歳・男性)
落合のバッティングフォームは美しく、野球に対する哲学よりも、自己流を貫き通した姿が印象的でした。天才なんでしょうね。(43歳・男性)
三冠王に輝いただけでなく通算記録も凄まじい彼の特徴は広角に長打を打てるところです。ヒットの延長線上にホームランがあるかのような打力で、相手投手が投げる球に困るほど精度の高い打撃を有していました。(32歳・男性)
日本球界で見ても恐らく歴代最強。初の1億円プレイヤー、三冠王3回など、野球を知らない人でも知っているであろう文句のつけようが無い打撃。どのコースのボールでも苦にせず仕留める。他の選手には見られない独特な打撃理論も確立している。少なくともロッテからはこれほどの選手は二度と出てくることは無い、唯一無二の選手。(31歳・男性)

4位以下の選手とコメント

里崎智也(6票)

日本一になった時の勝負強さは忘れられない。キャッチャーらしく球種を読み一発で仕留める力がとてもすごいです。(51歳・男性)

福浦和也(5票)

同年代の派手な選手たちに隠れがちだが、3割超えのシーズンも多く、投手から転向して2000本安打を達成しているのがすごい。(34歳・男性)

サブロー(大村三郎)(4票)

4番ですが、つなぐ4番として素晴らしい選手でした。ここで1本という時に打てる勝負強さはピカイチです。(35歳・男性)

グレゴリー・ポランコ(4票)

巨人から移籍した今季は26本で本塁打王に輝き、125試合の出場で打率2割4分2厘、75打点。球団を通じ「日本一になるための準備はできているし、その自信がある」とコメントしたからです。(48歳・男性)

初芝清(4票)

本塁打の出にくい球場で日本人で最多の本塁打数を打ってるから。(39歳・男性)

結果はこちら

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TRILL作成
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TRILL作成

アンケートの結果はこちらです。第1位には“天才打者”の名に相応しい活躍を見せた落合博満選手がランクイン。2位以下は、僅差の戦いに。YouTubeチャンネルが人気を博している里崎智也捕手や長年に渡りチームを支え続けた福浦和也選手、サブロー選手、初芝清選手も選ばれました。
やはり、強風の影響で変化球の曲がり具合が変わったりと、バッター泣かせであるマリンスタジアムを本拠地にタイトル争いをするのは至難の業。その中で首位打者を2度獲得した角中選手や、昨年ホームラン王に輝いたポランコ選手にも票が集まる結果となりました。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2024年01月19日~2024年02月02日
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:166

※記載している回答は原文ママ

※2024年3月21日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

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