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「歴代最強だと思うソフトバンクのエース」ランキング!ランキング!3位「和田毅」、2位「千賀滉大」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2024.4.24
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写真:PIXTA

今から4年前の2020年シーズン。

コロナ禍のペナントレースを制した福岡ソフトバンクホークスは、クライマックスシリーズでも他球団を寄せ付けず、日本シリーズに進出します。対戦相手は前年と同じ巨人でしたが、2年連続「負けなしの4連勝」で日本一となりました。

このように、他球団を圧倒する力を持つ福岡ソフトバンクホークスですが、スケールの大きい投手が次々に台頭するのもこのチームの特徴。特に速球派の先発投手を育てるのが上手い印象です。

ところで皆さんは「歴代最強のホークスのエースピッチャー」と聞かれたら、どの選手を思い浮かべますか?

そんな好投手が数多く存在する「ホークスのエース投手」の中で、「歴代最強」は誰なのか?今回は全国のプロ野球ファン100人にアンケートを実施して、「歴代最強だと思うホークスのエース投手ランキング」を作成。その結果をご紹介します。南海ホークスやダイエーホークスなど、ソフトバンクホークスの前身となる球団に所属していた選手も対象です。また、在籍期間は問いません。

また、「最強」の定義は記録や数字だけでなく、投票者に委ねていますので、投票理由も多岐にわたります。

それでは投票結果を見てみましょう。

【第3位】和田毅(10票)

和田毅投手が第3位にランクインしました。

和田投手はファンから絶大な人気を誇るとともに、“松坂世代最後の現役選手でもあります。平均球速は140km強とスピードタイプではありませんが、腕の出所が見づらい投球フォームとキレのある球質で打者を翻弄。投手=球速ではないことを証明するお手本のような投手です。

前身の福岡ダイエーホークスに、同学年の新垣渚投手とともに2002年ドラフトの自由獲得枠で入団。プロ1年目となった2003年シーズン、ルーキーながら先発ローテーションに入ると、14勝5敗、防御率3.38の大活躍。投球回数は189とタフな部分も示し、満票一致で新人王に選ばれます。2年目以降も二桁勝利を挙げるシーズンが続き、2010年は17勝8敗で最多勝を獲得しました。

4年間のメジャー生活を経て2016年シーズンから福岡ソフトバンクホークスに戻ると、いきなり15勝5敗をマーク。2度目の最多勝利と初となる最高勝率の獲得を果たします。

43歳を迎えている今シーズン、開幕前の怪我により2軍で調整中の和田投手はまだ1軍では未登板。華奢な体に似つかず三振を奪える投手でもあり、通算の奪三振数は1883個を数えます。2000個を射程圏内。1軍マウンドで躍動する姿をファンは待ち望んでいます。

速球派ではないのに打者を抑える技巧派として、現在も活躍している素晴らしい投手の一人です。5年連続の二桁勝利はエースならではだと思います。(55歳・女性)
同世代は引退したりしている中、地道に勝ち星を積み重ね長くチームをけん引しているから。(21歳・女性)
長きに渡る活躍もさることながら、ソフトバンク黄金時代1番の立役者だと思います。(53歳・女性)
左投げで、多彩な変化球が魅力的で、コントロールも抜群に良い。

【第2位】千賀滉大(29票)

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提供:産経新聞

3位とは20票近い差をつけ2位となったのは千賀滉大投手

自己最速164kmを誇る豪球と打者を翻弄する「お化けフォーク」のコンビネーションで、チームを代表する先発投手に成長しました。育成選手から這い上がった“育成の星”でもあります。

2010年の育成ドラフトで福岡ソフトバンクホークスに4位で入団。元々、投手としての能力は高いものがあり、2年目に支配下選手を勝ち取ります。186cmの長身と落差の大きい「お化けフォーク」を買われ、当初は中継ぎや抑えで起用されました。

2016年から先発に転向すると大きく花開き、いきなり12勝3敗、防御率2.61をマーク。初となる二桁勝利を達成し、先発ローテーションに欠かせない存在となります。以後2022年までの7年間、シーズン二桁勝利を一度も途切れさせず、2021年は投球回数が84.2ながら、10勝3敗と二桁勝利を死守しました。

高校時代140km台だった球速は160kmを超え、決め球のフォークもプロ入り後に習得しました。2019年には最多奪三振のタイトルを獲得。日本時代は通算でも1089回で1252奪三振と投球回数を大きく上回る奪三振率を誇り、現在はMLBのニューヨーク・メッツでもその能力を如何なく発揮しています。

164キロの高速ストレートと驚異の落差を誇るフォークを武器に、日本球界を代表する投手となり、メジャーでも活躍している彼が歴代最強のエース投手だと思います。(39歳・男性)
育成からのたたき上げ選手。おばけフォークと言われるフォークボールが魅力、三振率11.33はNPBの記録保持者でもあるし、メジャーでも通用しているので凄い投手。(47歳・男性)
育成枠で入団しながら、先発ローテやタイトルを獲得した希望の星。最多奪三振やノーヒットノーランなど、たくさん受賞して、「また千賀さん?」とよく思ったものです。(51歳・女性)
最多勝利や防御率など輝かしい成績を収めているし、安心感が半端ないからです。(47歳・女性)

【第1位】斉藤和巳(38票)

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提供:産経新聞

接戦を制して第1位になったのは斉藤和巳投手です。

2000年代前半から中盤にかけてのチームの大エースで、その活躍ぶりから現役引退後も名前の挙がることが多い投手です。

南京都高校時代は甲子園出場は叶いませんでしたが、スケールの大きさから将来性を高く評価されており、1995年にドラフト1位で当時の福岡ダイエーホークスに入団します。

プロ野球界に衝撃を与えたのは2003年。入団8年目にして開幕投手に抜擢されると、20勝3敗、防御率2.83の大車輪の活躍を見せます。パリーグでは18年ぶりの20勝投手となった他、「最多勝利」や「最優秀防御率」、「最高勝率」のタイトルを総なめに。先発完投型の好成績を残した投手に贈られる「沢村賞」も受賞。シーズンを通して先発ローテーションを守り抜き、チーム日本一の立役者になります。

この頃の先発陣には和田毅投手や新垣渚投手、杉内俊哉投手など錚々たる顔ぶれが並んでいましたが、その筆頭が斉藤和巳投手。2005年は16勝1敗、2006年には18勝5敗とエースとして堂々たる成績を残し、当時の王貞治監督からも絶大な信頼を得ます。

斉藤和巳投手を語るうえで外せない試合が2006年のクライマックスシリーズ。日本シリーズ進出に向けて負けが許されない第2ステージ2試合目の日本ハム戦に先発して力投しますが、9回裏にサヨナラ打を浴び、1-0で敗戦。劇的な幕切れの中、マウンド上で肩を落とし、男泣きをする姿に多くの人が感動を覚えたことでしょう。

プロ通算では79勝23敗と勝ちが負けを大きく上回っており、「負けない投手」としても有名でした。現役引退後は野球解説者やYoutuberとして活動していましたが、2024年からソフトバンクの四軍監督に就任しています。

高身長から繰り出される伸びのあるストレート、キレキレのフォークは芸術でした。(39歳・男性)
活躍した期間は短かったですが、負けないエースは圧倒的な存在感がありました。150キロを越えるストレートとフォークの組み合わせで、三振を取るスタイルが格好良かったです。(31歳・男性)
現役時代は短かったがタイトルを総ナメにしたり、沢村賞を複数回獲っており、投げる日は負けないイメージがあった。(54歳・男性)
あのストレートの切れ、あの安定感、長い低迷期のホークスを日本一に導いてくれたから。(51歳・男性)
負けないエースで有名で奪三振や防御力も素晴らしいピッチャーでした。(34歳・男性)

4位以下の選手とコメント

工藤公康(4票)

ライオンズ、ホークス、ジャイアンツと3球団で日本一に貢献したレジェンドなので文句なしの歴代最強です。(47歳・男性)

杉内俊哉(4票)

切れ味の鋭いスライダー、ストレートで強打者を三振に取っている姿を見ると流石エースという働きをしているから。(33歳・男性)

杉浦忠(3票)

アンダースローでシーズン38勝をあげた伝説の投手です。(53歳・男性)

攝津正(3票)

コントロール抜群で打たれる気がしなかったから。(33歳・男性)

結果はこちら

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回答者の年代を見ると最も多いのは30代です。子どもの頃や学生時代に見ていた選手はやはり印象深く残るのかもしれませんね。

また、斉藤和巳投手や和田投手と同世代である40代からの得票数も多いことが分かり、最多票の理由も納得です。それ以外にも、福岡ソフトバンクホークスには名のある名投手ばかりが揃っていて、どの選手もそれぞれ魅力がありますね。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2024年4月22日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「投手」で統一しています。

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