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【防御率2.53/11勝11敗/239奪三振】17年間"日本人最高"記録を保持し続けた剛腕投手

  • 2024.1.20

【問題】1995年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

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シルエットACを使用してTRILL作成

剛速球を武器に、並み居る強打者から次々と三振を奪うスター投手はプロ野球観戦の醍醐味の一つですよね。バットが空を切り、バシッという小気味よい音を立ててキャッチャーミットにボールが収まる瞬間は、何度見ても爽快なものです。

圧倒的な球速の直球は、変化球の効果を最大限に活かすための武器にもなり、たとえば、140キロ台で鋭く落ちるフォークボールと、150キロを超える直球を組み合わせると、打者にとっては非常に厄介。そう簡単に攻略できるものではありません。

今回は、かつてプロ野球界屈指の剛速球投手として名を馳せたレジェンドをテーマに、クイズを出題。

イラストの成績がどの選手のものなのか、ぜひ考えてみてください!

ヒント…

・尽誠学園高等学校から、1988年にドラフト1位で指名されました。

・快速球を武器に、1994年シーズンに最多勝と最多奪三振を獲得。

・1995年、1996年シーズンには、2年連続で最優秀防御率に輝きます。

正解は…

伊良部秀輝選手でした!

こちらは、1995年シーズンの成績です。

尽誠学園高等学校から、1988年にドラフト1位で指名され、ロッテ・オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)に入団しました。初年度の1988から一軍のマウンドを経験し、村田兆治選手、前田幸長選手らとともに投手陣を支えます。

150キロ台後半の剛速球を武器に、1994年シーズンに最多勝と最多奪三振を獲得。1995年、1996年シーズンには、2年連続で最優秀防御率に輝きました。1993年の西武ライオンズ戦で清原和博選手と対戦し、球速158キロを記録。以後、清原和博選手との対決は「平成の名勝負」とうたわれます。

1993年に記録された、当時のNPB歴代最高球速となる158キロは、2005年にマーク・クルーン選手(当時:横浜ベイスターズ)が159キロを記録するまで、12年間歴代1位を保持し続け、日本人のみとなると、2010年に由規選手(当時:東京ヤクルトスワローズ)が161キロを記録するまで、17年間もの間「日本人最高球速」の記録を保持し続けました。
(2002年に山口和男選手、2004年に五十嵐亮太選手も158キロを計測し、3名が最高球速1位タイとなっていました)

1997年にニューヨーク・ヤンキースに移籍。1998年シーズンに13勝をマークします。2003年に日本球界に復帰し、2009年に現役を引退しました。通算成績は、273試合登板、72勝69敗11セーブ、防御率3.55。

右腕から繰り出される剛速球で多くのプロ野球ファンを魅了した、名ピッチャーです。


※情報は1月16日時点のものです。

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