【野球クイズ】この選手は誰？…パ・リーグを変えた男といえばこの人でしょ！

日本シリーズやアジアプロ野球チャンピオンシップが閉幕し、日本プロ野球はストーブリーグに突入しました。

FAやドラフト、戦力外など戦力に関する情報も注目の的ですが、契約更改での推定年俸のアップや、ダウンにも注目している方も多いのではないでしょうか！

プロ野球選手は、その年の成績だけではなく、チームや球団への貢献度や、将来性を加味した期待度、など様々な観点で年俸が決まります。大幅な昇給を勝ち取った選手、大幅な減給となった選手など様々です。

そこで"推定年俸"を元に、クイズをお届けしますので、是非チャレンジしてみてください！

【問題】この年棒を稼いだ選手は誰？

ヒント

選手の生涯成績を元に考察してみましょう。

※日本成績のみを表示しています

正解は…

新庄剛志選手でした！

新庄選手は、1989年に阪神タイガースからドラフト5位で指名を受けプロ野球人生スタートさせました。1992年の5月にプロ初のスタメンに抜擢されると、シーズン初打席でプロ初ホームランを放ち一躍脚光を浴びました。その後も活躍を続け、彼はすぐに1軍に定着し、亀山努選手との共演によって生まれた“亀新フィーバー”は、野球ファンの心をわしづかみにしました。

2000年には、メジャーリーグの舞台へと進出し、メッツとの1年契約では、推定年俸2200万円でプレー。.268の打率と10本塁打を記録し、日本人初の4番打者も務めました。

翌年の2002年、サンフランシスコ・ジャイアンツにトレードされ、バリー・ボンズとともにワールドシリーズに出場。これは、日本人選手初の快挙でした。その大舞台でもでも華麗なヒットを打ちました。

2003年オフに日本ハムファイターズに入団。長らく低迷が続いていた日本ハムは、翌シーズンから北海道への移転と、新庄の入団により心機一転を図りました。新庄は入団会見で「チームを日本一にする」「札幌ドームを満員にする」と宣言しました。

彼はオールスターで予告MVPを宣言し、その後第２戦で実際にMVPに輝くという偉業を達成しました。

その後、2005年までの契約が2年で終了する予定でしたが、契約が延長され、当時の推定年俸が約8000万円だった新庄選手は、貢献度や徐々に強くなっているチームには必要なリーダーであることが評価され、約2億2000万円アップの総額年俸“約3億円”で1年契約の残留が発表されました。同シーズン中は、特殊メイクのマスクや某有名悪役キャラクターに扮しての始球式など、独自のパフォーマンスがあげられます。これらのエンターテイメント要素は球場を沸かせ、プレー以外のスター性も際立っていました。

そして、2006年には実に44年ぶりの日本一を達成。それまで決して強いとは言えなかった日ハムを勝利に導きました。そして、ついに現役を引退。現役時代、彼のサービス精神旺盛な姿勢や独自のパフォーマンスは“新庄劇場”と呼ばれ、話題になりました。

入団会見で宣言した「チームを日本一にする」「札幌ドームを満員にする」を有言実行し、人気のセ、実力のパと言われていたプロ野球界を変えた男なのかもしれません。

現在は日本ハムの監督を務め、斬新な練習方法や采配により選手たちの成績を伸ばしています。今後も新庄監督がどんな新たなパフォーマンスや采配を見せてくれるか、ますます期待が高まりますね！

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※推定年俸は当時の報道を元に算出しています

※記事内における情報は原稿執筆時のものになります