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超強力打線が完成!来季の中日コーチ陣の全盛期成績でベストオーダーを組んでみた

  • 2023.12.28

落合政権時には、4度のリーグ優勝、一度の日本一を達成し、2002年〜2012年の11年連続Aクラスと、常勝軍団の位置を確率していました。

しかし、2013年〜2023年にはAクラス入りは2020年の一度のみで、直近2シーズン連続で最下位に沈むなど、苦しいシーズンが続いています。

立浪和義監督にとって3年契約の最終年となり、勝負の年となる2024年シーズンは、今シーズン2軍監督を務めた片岡篤史コーチがヘッドコーチに昇格し、PL学園高時代から立浪監督を支える盟友として期待されます。また、山井大介投手コーチ、上田佳範打撃コーチ、小田幸平バッテリーコーチが1軍へ配置転換、今季限りで現役を引退したどのうえ堂上直倫選手は1軍内野守備走塁コーチに就任し、コーチ陣も一新されました。そして、2軍監督には井上一樹さんが就任し、中日の若手選手のレベルアップを図ります。こ

今回、コーチ陣の現役時代の全盛期の成績を基に、以下条件でベストオーダーを組んでみました。
・NPB在籍時の成績
・成績表記は現役中最も成績が良かった年
・投手陣は先発1人、中継ぎ1人、抑え1人

コーチ陣ベストオーダー(野手)

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TRILL作成

1番  セカンド 立浪和義(来季:1軍監督)

2002年成績 試合:137 打率:.302 本塁打:16 打点:92 盗塁:4

2018年に野球殿堂入りを果たしたミスタードラゴンズ。高卒1年目から遊撃手としてレギュラーを務め、チーム優勝に貢献し、高卒新人としてNPB史上初の新人王とゴールデン・グラブ賞を獲得。その後、1995年から1997年まで二塁手、2003年には三塁手でもゴールデン・グラブ賞を受賞し、当時のNPB記録でもある通算487本の二塁打を達成した稀代のヒットメーカーです。

2番  センター 大西崇之(来季:1軍外野守備走塁コーチ)

2003年成績 試合:119 打率:.313 本塁打:9 打点:35 盗塁:5

走攻守の三拍子が揃った外野手で、特に守備力に定評がありました。1998年7月4日の巨人戦では、守備固めで途中出場し、9回表に高橋由伸選手の大飛球をフェンス際でジャンピングキャッチ。このプレーで川上憲伸投手の初の完封勝利をアシストし。闘争心に溢れ、チームを盛り上げるムードメーカーでした。  

3番  サード 森野将彦(来季:2軍打撃コーチ)

2010年成績 試合:144 打率:.327 本塁打:22 打点:84 盗塁:2
ベストナイン

2006年に初めて規定打席に達し、2009年から2年連続でフル出場、さらに2010年には自己最高の打率.327を記録しました。主に3番を任され、1,2番のアライバコンビと形成された上位打線は、各チームに脅威を与え続けました。また、通算得点圏打率.384と勝負強く2009年には109打点を記録しました。

4番  ファースト 片岡篤史(来季:1軍ヘッドコーチ)

1998年成績 試合:133 打率:.300 本塁打:17 打点:83 盗塁:2
最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞

1990年代の北海道日本ハムファイターズ打線を象徴する「ビッグバン打線」の主要な打者として活躍。2度のベストナイン獲得と3回のゴールデングラブ賞を受賞し、1998年には出塁率.435を記録し、最高出塁率のタイトルを獲得しました。2001年オフに阪神へFA移籍し18年振りのリーグ優勝に貢献しました。

5番 レフト 和田一浩 (来季:1軍打撃コーチ)

2010年成績 試合:144 打率:.339 本塁打:37 打点:93 盗塁:5
MVP、最高出塁率

2002年に捕手から外野手へ本格的に転向すると、その年から2013年まで12年連続でシーズン100安打以上を記録しました。2015年に史上最年長の42歳11ヶ月で2000本安打を達成しましたが、その内1851本は30歳を超えてから打ったヒットという、驚異的な数字を残した好打者でした。

6番  ライト 井上一樹(来季:2軍監督)

1999年成績 試合:130 打率:.296 本塁打:10 打点:65 盗塁:2

20年間ドラゴンズ一筋で、ピンクのリストバンドがトレードマークの選手でした。ピッチャーとして9試合に登板していましたが、1993年に打者へ転向。ドラゴンズがリーグ優勝を達成した1999年には、自己最多の130試合に出場し、開幕から21試合連続安打を達成するなど、大きくチームに貢献しました。

7番 ショート 堂上直倫 (来季:1軍内野守備走塁コーチ)

2016年成績 試合:131 打率:.254 本塁打:6 打点:46 盗塁:1

父、兄もドラゴンズに過去にドラゴンズに所属しており、親子3人がプロ野球の同一球団に所属するのは史上初のことでした。守備力が非常に高く、内野すべてをハイレベルにこなす名手で、特に遊撃手の守備はチーム一という評価を受けていました。2016年には初めて規定打席に到達。2022年9月30日のDeNA戦で通算1000試合出場を達成しました。

8番  キャッチャー 小田幸平(来季:1軍捕手コーチ)

2010年成績 試合:37 打率:.274 本塁打:0 打点:11 盗塁:0

キャッチング、リード、強肩、ブロック技術とキャッチャー能力に優れた捕手で、17年にも及ぶプロ生活でしたが、主に2番手捕手としてチームを支えました。2005年のオフ、FA選手の人的補償で中日ドラゴンズに移籍し、相性の良かった、山本昌投手の専属キャッチャーとして出場する機会が多く、数々の記録に立ち会いました。

先発 山井大介(来季:1軍投手コーチ)

2014年成績 登板:27 防御率:3.21 勝敗:13勝5敗 奪三振:103
最多勝利、最高勝率

1年目から31試合に登板し、ルーキーながら6勝挙げました。2007年シーズンでは9月に初の月間MVPを獲得し、リーグ優勝に貢献しました。日本シリーズでは8回まで完全試合を継続していましたが9回に降板し、NPB史上初の継投による完全試合を達成し、日本一を達成しました。2013年には、DeNA戦でのノーヒットノーランを達成し、2014年には自身初の2ケタ勝利となる13勝を挙げ、最多勝利、最高勝率を受賞しました。

中継ぎ 浅尾拓也(来季:2軍投手コーチ)

2011年成績 登板:79 防御率:0.41 勝敗:7勝2敗 ホールド:45 奪三振:100
MVP、ゴールデングラブ、最優秀中継ぎ

2008年セットアッパーとして固定されると、2010年に当時日本新記録となる47ホールドを達成(2021年にヤクルトの清水昇選手が更新)。2011年には79試合の登板で驚異的な防御率0.41を記録し、2年連続最優秀中継ぎに選出され、セ・リーグMVPに。また、NPBでは初となる、シーズン中に一度も先発登板が無い投手のゴールデングラブの受賞をしました。

抑え 大塚晶文(来季:1軍投手コーチ)

1998年成績 登板:49 防御率:2.11 勝敗:3勝2敗 奪三振:74
最優秀救援投手

1998年、大阪近鉄バファローズで当時のパ・リーグ新記録となる35セーブを挙げ、最優秀救援投手(現:最多セーブ王)に輝きました。その後、2003年にドラゴンズへトレードで移籍し活躍すると、同年オフにはポスティングシステムでMLBのサンディエゴ・パドレスに入団し、2004年にはリーグ最多の34ホールドを記録しました。第1回のWBCではクローザーとして5試合に登板し、WBC初の胴上げ投手となりました。


※情報は12月27日時点のものです。

サムネイル:PIXTA

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