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盤石の投手陣が完成…!来季のヤクルトコーチ陣の全盛期成績でベストオーダーを組んでみた

  • 2023.12.27
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写真:PIXTA

平成に元号が変わった1989年以降、2023年までの35年間で8度のリーグ優勝を達成し、これは巨人に次ぐ2番目の優勝回数を誇ります。

1978年に広岡達朗監督のもと初のリーグ制覇を達成すると、その後は野村克也監督時代に4回、若松勉監督、真中満監督時代にそれぞれ1回、高津臣吾現監督が2回セ・リーグを制覇しています。

2021年に6年振りとなるリーグ優勝を果たすと、日本シリーズも制覇し、8年連続でパ・リーグのチームが日本一に輝いていましたが、ついにその終止符を打ちました。

2023年シーズンは三連覇を目指したシーズンでしたが、主力の故障や、不調によりシーズンを5位で終え、バッテリーコーチ兼作戦補佐だった嶋基宏コーチがヘッド兼バッテリーコーチに昇格させるなど、来年の巻き返しに向け、コーチ人の配置を転換しました。

現在のヤクルトコーチ陣には、優勝経験者が多数在籍し、現役時代にいぶし銀の活躍を見せた選手達がコーチを務めています。

今回、コーチ陣の現役時代の全盛期の成績を基に、以下条件でベストオーダーを組んでみました。
・NPB在籍時の成績
・成績表記は現役中最も成績が良かった年
・投手陣は先発1人、中継ぎ1人、抑え1人

コーチ陣ベストオーダー(野手)

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TRILL作成

1番  センター 河田雄祐(来季:2軍外野守備走塁コーチ)
1994年成績 試合:78 打率:.264 本塁打:2 打点:11 盗塁:5

俊足強肩の外野手として、カープとライオンズで計17年の現役生活を送りました。ライオンズに移籍後は主に代打や守備要員として、1997年、1998年のパ・リーグ連覇に貢献し「スーパーサブ」と呼ばれていました。


2番 セカンド 土橋勝征 (来季:2軍内野守備走塁兼育成担当コーチ)
1995年成績 試合:129 打率:.281 本塁打:9 打点:54 盗塁:7

入団8年目となる1994年にセカンドのレギュラーを掴むと、1995年にはシーズン途中から3番を務めるなど、日本一に大きく貢献しました。同年にリーグ優勝した際には、野村克也監督から「裏MVP」と賛辞を送られるなど、チームに欠かせない存在でした。


3番  ライト 大松尚逸(来季:1軍打撃チーフコーチ)
2008年成績 試合:134 打率:.262 本塁打:24 打点:91 盗塁:1

千葉ロッテでキャリアをスタートさせ、プロ初本塁打が、逆転満塁本塁打と強烈なインパクトを与え、瞬く間にレギュラーを掴み取りました。特に2008年〜2010年の3年間では、3年連続で2桁本塁打を記録し、2008年には、満塁での打率が.571と驚異的な勝負強さで「満塁男」を呼ばれました。


4番 ファースト 畠山和洋 (来季:2軍打撃コーチ)
2015年成績 試合:137 打率:.268 本塁打:26 打点:105 盗塁:0
打点王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞

2015年に4番に定着すると、キャリアハイとなる26本塁打、チーム日本人最多記録とな105打点を記録。若き主砲の山田哲人と共にチームを牽引し、14年振りのリーグ優勝を果たしました。自身も打点王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得し最高のシーズンを過ごしました。


5番  レフト 宮出隆自(来季:2軍打撃コーチ)
2006年成績 試合:134 打率:.275 本塁打:9 打点:59 盗塁:1

4年間で49試合に登板するなど、投手としてキャリアをスタートさせましたが、怪我の影響で2002年に野手に転向。2005年には規定打席未達ながら99試合に出場し、打率.320をマークしました。2006年には初めて規定打席に到達し9本塁打59打点の成績をマークしました。


6番  キャッチャー 嶋基宏(来季:1軍ヘッド兼バッテリーコーチ)
2013年成績 試合:134 打率:.257 本塁打:4 打点:48 盗塁:3
ベストナイン、ゴールデングラブ賞

1年目から125試合に出場し、長きに渡り楽天の正捕手として活躍。2013年には、扇の要としてベストナイン、ゴールデングラブ賞、そして、24勝0敗を記録した田中将大投手と共に最優秀バッテリー賞を獲得し、球団初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献しました。2020年にヤクルトへ入団。出場機会は減らしましたが、チームの盛り上げ役としてヤクルトの20年振りの日本一に貢献しました。  


7番  サード 森岡良介(来季:1軍内野守備走塁コーチ)
2014年成績 試合:100 打率:.276 本塁打:2 打点:31 盗塁:1

2002年にドラゴンズから1位指名を受け入団。2008年に自由契約となりますが、トライアウトに合格しヤクルトへ入団しました。内野全ポジションをこなすユーティリティプレーヤーとして活躍し、2014年から2年間はチームの選手会長を務め、明るい性格と持ち前のリーダーシップにより、チームメートや首脳陣からの信頼が厚く、ファンからも愛された球団のムードメーカーです。


8番  ショート 城石憲之 (来季:2軍総合コーチ)
2005年成績 試合:130 打率:.256 本塁打:2 打点:30 盗塁:2

1998年に日本ハムから野口寿浩さんとのトレードでヤクルトに加入しました。移籍1年目から44試合に出場し、池山隆寛選手、宮本慎也選手のバックアップを務めあげました。2005年にはレギュラーに定着し、シーズン終了後には選手会長に就任しました。2023年には内野守備・走塁兼作戦コーチとしてWBC制覇に貢献しました。  

ベストオーダー(投手)

先発 伊藤智仁(来季:1軍投手コーチ)
1993年成績 登板:14 防御率:0.91 勝敗:7勝2敗 奪三振:126

入団1年目から150km/hを超えるストレートと高速スライダーを武器に、セ・リーグタイ記録である16奪三振を挙げるなど、前半戦だけで防御率0.91、7勝2敗の好成績を収めました。シーズン途中に怪我で戦線離脱をするも、新人王を獲得。ヤクルトファンのみならず、プロ野球ファンに強烈なインパクトを与えた投手でした。


中継ぎ 石井弘寿(来季:1軍投手コーチ)
2002年成績 登板:69 防御率:1.51 勝敗:6勝2敗 奪三振:109
最優秀中継ぎ投手

1996年に、高卒新人ながら中継ぎとして13試合に登板すると、2000年〜2005年まで6年連続で30試合以上登板と、長らくヤクルトのブルペンを支えました。2002年には、リーグ最多となる69試合に登板し、最優秀中継ぎのタイトルを獲得。左のリリーフエースとして活躍しました。


抑え 髙津臣吾(来季:1軍監督)
1994年成績 登板:47 防御率:2.86 勝敗:8勝4敗 セーブ:19 奪三振:54

1993年に抑えに転向し、シンカーを武器に1993年からメジャーへ挑戦する2003年まで、11年連続で30試合以上に登板し、その間で4度の最優秀救援投手(セーブ王)に輝きました。2003年には佐々木主浩さんが保持していた通算229セーブのプロ野球記録を更新しました。NPB通算286セーブを挙げた、NPB史を代表するクローザーです。


※情報は12月21日時点のものです。

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