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4番新井の前後を打つバッターは?…来季の広島コーチ陣の全盛期成績でベストオーダーを組んでみた

  • 2023.12.25

新井監督率いる広島東洋カープ。最大の特徴として12球団屈指の育成力が挙げられます。

2016年〜2018年にかけて、球団の生え抜きである田中広輔選手、菊池涼介選手、丸佳浩選手の「タナキクマル」や、現監督である新井貴浩選手の復帰、鈴木誠也選手の台頭など盤石の布陣で、球団初となるセ・リーグ3連覇を達成しました。セ・リーグ3連覇を達成したことがあるのは、カープとジャイアンツの2球団のみです。  

親球団を持たない市民球団のカープは、ファンと選手の距離感が近いことが特徴言えるチームで、FAなどでチームを離れた選手が復帰する際は、ファンが暖かく迎え入れる球団でもあります。

コーチ陣もカープ出身選手が多く、髙橋健コーチや、東出輝裕コーチなど、現役中も非常に人気が高かった選手たちが名を連ねています。

そこで今回、コーチ陣の現役時代の全盛期の成績を基に、以下条件でベストオーダーを組んでみました。

・NPB在籍時の成績
・成績表記は現役中最も成績が良かった年
・投手陣は先発1人、中継ぎ1人、抑え1人

広島コーチ陣ベストオーダー

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TRILL作成

1番 レフト 福地寿樹(来季:二軍打撃・走塁コーチ)

2008成績 試合:131 打率:.320 本塁打:9 打点:61 盗塁:42
盗塁王

西武ライオンズにFA移籍した、石井一久投手の人的補償でヤクルトに入団し、プロ入り15年目にして自身初の規定打席到達と盗塁王のタイトルを獲得したことから「遅咲きの星」と呼ばれました。現在も、人的補償で他球団に移籍してタイトル獲得したのは、福地コーチのみです。

2番 セカンド 東出輝裕(来季:二軍内野守備・走塁コーチ)

2008成績 試合:138 打率:.310 本塁打:0 打点:31 盗塁:13
ベストナイン

カープ一筋17年で、長らく不動のレギュラーとして活躍しました。2008年、2009年の2年連続でベストナインを獲得するなど、セ・リーグ内でも屈指の二塁手として、好成績を収めました。

3番 センター 赤松真人(来季:一軍外野守備・走塁コーチ)

2010年成績 試合:113 打率:.285 本塁打:4 打点:33 盗塁:20
ゴールデングラブ賞

2008年に阪神タイガースへFA移籍した、新井貴浩選手の人的補償としてカープに入団しました。当時セ・リーグ屈指の守備力を武器に、2010年にはゴールデングラブ賞を獲得。この年の横浜戦で、村田修一選手が放ったホームラン性の当たりをフェンスによじ登り好捕したシーンは、日本国内だけではなくアメリカでも話題になりました。

4番 ファースト 新井貴浩 (来季:一軍監督)

2005年成績 試合:142 打率:.305 本塁打:43 打点:94 盗塁:3
本塁打王、ベストナイン

2002年、プロ入り4年目にして初めて全140試合に出場。そして、2005年には43本塁打で本塁打王を獲得しました。2008年に阪神タイガースへFA移籍し、2011年には打点王を獲得。2015年に広島東洋カープへ復帰すると、2016年にMVPを獲得するなど2016年〜2018年のリーグ3連覇に大きく貢献しました。

5番 ライト 廣瀬純(来季:二軍外野守備・走塁コーチ)

2010成績 試合:135 打率:.309 本塁打:12 打点:57 盗塁:3
ゴールデングラブ賞

入団から9年間はスーパーサブとしての立ち位置でしたが、2010年にはレギュラーの座を確立し自身初の2桁本塁打を達成しました。強肩かつ高い守備力で、2010年にはゴールデングラブ賞を獲得し。また死球の多さも特徴的で、2013年に15打席連続出塁を記録した際にも、15打席中で3つの死球を受けています。

6番サード 小窪哲也(来季:一軍打撃コーチ)

2014年成績 試合:78 打率:.317 本塁打:3 打点:30 盗塁:1

内野の全ポジションをこなす万能さが特徴ですが、打撃面でも勝負強さを発揮してきました。代打での成績が非常に高く、2014年に打率が.389、2015年にも打率.380という驚異的な数字を記録しました。

7番 ショート 高信二(来季:二軍監督)

1992年成績 試合:83 打率:.300 本塁打:2 打点:6 盗塁:0

守備の名手として、セカンド、サード、ショートといった内野の複数のポジションで高い守備力を発揮しました。主に守備固めや代打といったユーティリティープレイヤーとして活躍し、引退発表をした際には球場玄関にファンが押し寄せるなど、非常に人気の高い選手でした。

8番 キャッチャー 石原慶幸(来季:一軍バッテリーコーチ)

年成績 試合:123 打率:.265 本塁打:9 打点:50 盗塁:6

プロ入り2年目から、西山秀二選手が長く務めた正捕手の座を勝ち取り、広島一筋で通算1,620試合に出場するなど、チームを支え続けた存在でした。キャッチャーとしての能力は12球団トップクラスで、度々他チームの捕手から称賛されるなどし、2009年にはWBC日本代表にも選出されました。

先発 高橋建(来季:二軍投手コーチ)

2001年成績 登板:30 防御率:4.27 勝敗:10勝8敗 奪三振:132

最速150キロの速球を武器に、2001年に自身初の2ケタの10勝を達成しました。2009年にはメジャーリーグに挑戦し、40歳でのメジャーデビューは、第二次世界大戦以降ではMLB史上3位となる高齢記録でした。「健さん」の愛称で、選手、ファンから愛された選手です。

中継ぎ 横山竜士(来季:二軍投手コーチ)

2007年成績 登板:69 防御率:3.52 勝敗:3勝8敗 ホールド:31 奪三振:56

入団3年目の1997年に、56試合登板し、中継ぎながら10勝5敗1セーブと大きく躍進しました。2000年〜2004年に掛けては故障により思うようなシーズンが過ごせない年が続きますが、2005年に復活すると、2006年〜2010年まで5年間中4年間で、40試合以上に登板するなど、カープのブルペンを支えました。

抑え 永川勝浩(来季:一軍投手コーチ)

2008年成績 登板:56 防御率:1.77 勝敗:4勝1敗 セーブ:38 奪三振:64

入団1年目からクローザーを任され、いきなり25セーブを挙げる活躍を見せました。2009年には球団新記録となる3年連続30セーブを記録し、NPB歴代16位となる165セーブを記録した、リーグを代表するクローザーでした。通算165セーブは、球団最多セーブ数です。


※情報は12月21日時点のものです。

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