知らないと赤っ恥！？“カニ”の食べ方マナー

年末年始や祝いの席で食べることの多い“カニ”。口の中で甘くとろける高級食材ですが、身を取りづらいのが難点ですよね。うまく取れずに、身がボロボロになってしまうことも…。

そこで今回は「カニのキレイな食べ方」をご紹介。ハサミを使う場合と手でむく場合に分けて解説するので、やりやすい方で実践してみてくださいね！

ハサミを使う場合

ハサミの場合の食べ方はこちら。

1. まずは、カニの甲羅と脚をハサミで切り離します。
2. 続いて、脚の関節部分にハサミを入れ、付け根の太い部位と先端の細い部位の2つに切り分けます。
3. 切り分けたら、脚の付け根から先に向かって、上と下の2カ所にハサミを入れます。

1のカニの甲羅と脚をハサミで切り離す段階では、脚の付け根の柔らかい部分にハサミを入れるのがポイント。簡単に切れますよ。また、脚の裏側の白い面のほうが、表側の赤い面に比べて柔らかく、トゲも少ないです。ハサミを入れるときは意識すると切りやすいですよ。

手でむく場合

続いて、手でむく場合を解説します。

1. まずは、関節部分で折り曲げて脚を外します。
2. 甲羅から外した脚を2つに分け、関節部分をポキッと折り曲げ、殻が離れたらゆっくりと身を引き出します。
3. 細い脚も同様に、つま先側の関節の少し上のあたりにポキッと亀裂を入れて、ゆっくりと身を引き出します。

最初に関節部分で折り曲げて脚を外しておくことで、肩側の筋が抜けてくるため、肩の身を食べる際に筋が気になりにくくなります。

きれいに身を取り出して、スマートに楽しもう

特別な日の食卓の主役となる、カニ。せっかくならきれいに身を取り出して、スマートに食べたいですよね。「早く食べたいのにイライラ…」なんてことがないよう、習得して年末年始にぜひ実践してください！

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。

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監修：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram）
新卒で入社した最大手保険会社で約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。