やったらマナー違反！気をつけるべき韓国の食事マナー

アイドルグループをはじめ、映画やドラマなどでも“韓国”が世界的に注目されている今。もう一過性のブームではなく、すっかり定着した雰囲気が見受けられますよね。渡韓して韓国旅行を楽しむ日本の方も増えてきたのではないでしょうか？

そんな旅先での楽しみの一つといえば食事。実は、韓国料理にもフランス料理やイタリア料理と同様、守るべきマナーがあるのはご存知でしょうか？今回は「韓国料理を食べる時のマナー」をご紹介。マナーの背景にある韓国文化を知ると、ますます韓国料理を食べるのが楽しくなりますよ！ それではさっそくチェックしていきましょう。

好きな料理やあたたかい料理は右側に置く

汁物をはじめとする、あたたかい蒸し物やメイン料理、よく食べるおかずは右側に置きましょう。

韓国料理はあたたかいものはなるべく冷まさないようにいただくのがルールであり、スプーンや箸に近い場所に置きます。キムチや常備菜などは左側に置きますが、汁のある水キムチは右側に置くようにしましょう。

取り箸は使わない

韓国では個食は好まれず、大勢で食事することを大切にしています。したがって、一つの料理を共有する時は、直箸が基本。

逆さ箸にしたり取り箸を使ったりする必要はありません。大皿料理では各自が直接箸でつまみ、そのまま口に運びます。日本では取り箸を使うのが当たり前な鍋料理も同様なので覚えておいてくださいね！

目上の方から食べ始める

韓国では、年長者を敬う気持ちを大切にするため、年長者が箸を持って食事を始めたのを確認してから食べ始めます。また食事を年長者に合わせるため、年長者より先に食事を終わらせてはいけません。

お皿は持ち上げず食べる

スプーンと箸の使い分けが明確なのは、器を持ち上げずに食事をするという基本ルールがあるから。

韓国の場合、器を持って食べる所作は失礼にあたり、左手は器に添える程度でOK。スプーンや箸で食べ物を口まで運びます。

食事も韓国文化も楽しもう

「お皿は持ち上げずに食べる」「年長者を敬って食事のペースを合わせる」など韓国ならではの食事のマナーがあり、興味深いですよね。日本の常識がNG行為になることもあるなんて驚きです。ぜひ参考にして、渡韓した際には韓国文化に触れながら楽しく食事をしてみてくださいね！

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。

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監修：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram）
新卒で入社した最大手保険会社で約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。