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「お願いだから、絶対しないで!」コース料理が食べきれない時の【NGマナー】

  • 2023.12.7

次の料理を楽しみに待ちながら、一品ずつゆっくりと食事を楽しめるコース料理。すべて残さず食べ進めると、それなりのボリュームになりますよね。

では、コース料理で食べ残すのはマナー違反なのでしょうか?

今回のテーマは、コース料理を食べきれない時のマナー。「お願いだから絶対しないで!」というようなNG行為も紹介します。残してしまわないかということに気を取られて食事が楽しめなくなってしまわないように、この機会にチェックしておきましょう!

食べきれない場合は残してもよい

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写真:PIXTA

アミューズ、オードブルと、次々に料理が提供されるコース料理ですが、量が多く食べきれない場合は残しても問題ありません。

無理をして食べると、メイン料理が提供された時にはすでに満腹で「味を楽しめない」「具合が悪い」なんてことになりかねません。お店のためにもご自身のためにも、余裕を持って食事をしましょう。

作り手としても、せっかく作ったメイン料理が食べてもらえないのは不本意かもしれません。食べきれない時は、無理をせず残しましょう。

残す場合は、ナイフとフォークを皿の右斜め下に置く

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写真:PIXTA

食べきれないと思った時は、店のウェイターを呼び止めるのではなく、ナイフとフォークの置き方で合図をしましょう。

フランス料理の場合だと、フォークの背を下に、ナイフの刃を内側にした後、フォークとナイフを平行にして、柄が右斜め下になるように揃えておくのが食事終了の合図。ウェイターがお皿を下げて、次の料理を持ってきてくれます。

残さず食べられるように工夫する

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写真:PIXTA

食べきれない場合は残しても問題ありませんが、できるだけ残さないための工夫は忘れずに。

コース料理を頼む前に、あらかじめ量を少なくするようオーダーしたり品目を減らしてもらったりしてもよいかもしれません。

マナーを守って、コース料理をスマートに楽しもう!

満腹なのに無理をして食べ続けると、体調を崩してしまうことも。そうなると店のスタッフが対応しなければならず、かえって迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

なるべくあらかじめメニューを確認し、食べられる量か判断してからオーダー。残す場合はスマートに合図しましょう。コース料理は食べられる分を感謝していただいて、食事の時間を楽しんでくださいね。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。