要注意！「飲み会の幹事」を任されたときの、気をつけるべきマナー

2023.12.7

年末に差し掛かり、忘年会シーズンもすぐそこに。職場の人たちとはもちろん、友人と食事会の予定が入ってきている方も多いのではないでしょうか。そんな時、まず悩むことといえば“お店選び”。普段から幹事役をしていたり、気心の知れた仲であればすぐに決められるかもしれませんが、これから親交を深めようとしている間柄や職場でのライトな関係であれば、悩みますよね。

今回はそんな「飲み会の幹事」を任されたときに気をつけたいマナーをご紹介。どのようなポイントに注意して、お店を選べばよいのでしょうか？

【ポイント1】価格帯

お店を選ぶ時は、価格帯に注意しましょう。

1,000円～2,000円程度のお店だと、普段食べているランチとさほど変わらず、特別な印象を持ちづらいかもしれません。かといって、価格が高すぎると気兼ねなく楽しめない場合も。割り勘をするにしても、価格を気にしながらメニューを眺めていては、せっかくの食事会も盛り上がりに欠けてしまいますよね。

ホットペッパーグルメ外食総研が実施した「外食市場調査（2022年10月度）」によると、一人当たりの平均予算は約4,500円なのだとか。お店を選ぶ際には、一人当たり5,000円程度を目安に探すとよいかもしれませんね。食べ飲み放題のコース等でこの予算内のものもあるので、参考にしてお店をリサーチしてみてください。

【ポイント2】好みのジャンル

友人たちの好みに合わせるのも重要。

お店を選ぶ前に、好きなジャンルや好物、苦手な食べ物を聞いておくと候補を絞りやすいかもしれません。お店を複数ピックアップして、その中から参加メンバーに選んでもらうのもよいでしょう。

【ポイント3】お店の雰囲気や座席

食事中に会話を楽しむためには、お店の雰囲気も大切。食事をするメンバーによって、落ち着いて話したいのか、ほどよく盛り上がりたいのか少し違いますよね。場合によっては、食事をする場がにぎやかすぎることを好まない方もいるので、事前に確認しておくとよいでしょう。わからない場合は、少し落ち着いた雰囲気のお店を選ぶと無難かもしれません。

また、まれに食事中の顔を他の人に見られることが気になる方もいるため、可能であれば照明の明るさにも気を配ってあげられるといいでしょう。

座席についても悩むところだと思いますが、ここは人数によって、テーブルなのかカウンターなのかを判断しましょう。気兼ねなく楽しみたいのであれば、個室や半個室を選択肢に入れてみてもよいかもしれません。

ポイントを押さえて、喜ばれるお店選びを

今回紹介したポイントを押さえてお店を選んだら、スムーズに入店できるように必ず予約をしておきましょう。事前にお店の場所を確認しておくことも忘れずに。

せっかくなら「センスある〜！」と思われるようなお店を選びたいもの。自分を含めてみんなが楽しめるお店をリサーチして、楽しい食事会にしてくださいね！

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。

監修：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram：@reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。