「飲み干すのは、NG！」知らないと恥ずかしい、スープを食べるときのマナー

2023.12.8

コース料理の定番メニューであり、レストランや結婚式でも飲む機会の多い、スープ。何気なく飲んでいるかもしれませんが、実は正しい飲み方があることをご存知ですか？もしかしたら、知らない間にNG行動をして、周囲に不快な思いをさせている可能性も…！？

今回は、そうならないために知っておきたい「スープを飲む際のNG行動」を3つ、紹介します。

【1】フーフー息をかけて冷まそうとする

スープが熱かった場合、フーフー息をかけて冷まそうとする方も多いと思いますが、実はNGマナー。無理に冷ますのではなく、比較的冷めているスープの表面をなぞるようにすくって飲むようにしましょう。

【2】音を立てて飲む

スプーンに口を付けて、スープをズズッとすするのもNGです。これは多くの方がご存知のマナーかと思いますが、食事の際に“すする”場面が多い日本人は、無意識にすすってしまっているということも…。

無意識なマナー違反を避けるためにも、スープを“飲む”ものではなく、“食べる”ものだと捉えましょう。吸うのではなく口の中に流し込むように意識すると、音を立てるリスクを減らすことができますよ。日常的なクセを避けて、音を立てずにきれいに飲むことを心がけてみてください。

【3】少なくなったスープをスプーンでかき集める

少なくなったスープをスプーンでかき集めると、食器とスプーンが当たってカチャカチャと音が鳴ってしまいますよね。レストランで音を立てて食事をする行為はNGにあたるので、避けるようにしましょう。

正しくは、スプーンですくえない量になったら、終了の合図。一般的に食事を残すことはマナー違反とされていますが、スープの場合は最後まで飲み干さず、残しても問題ありません。ただカジュアルなレストランであれば、これは諸説ありますが、スープボウルを奥に傾けてスプーンで手前から奥に向かってすくって食べてもOKです。

マナーを守って上品にスープを楽しもう

今回は意外と知らないスープの食べ方と、NG行動を紹介しました。スープは、レストランやホテルなどの出先で飲む機会が多いので、正しいマナーを身に付けておきたいですよね。

本記事を読んだみなさんは、今回紹介したマナーを参考に、マナーを守っておいしいスープを楽しんでくださいね！

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。

監修：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram：@reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。