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「年賀状、もうやめたい!」失礼にならない“正しいやめ方“とは?

  • 2023.12.26
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出典:PIXTA

「年賀状じまい」という言葉を聞いたことはありますか?年賀状のやり取りを辞退することを伝える最後の年賀状のことで、終活が流行してからは「終活年賀状」とも呼ばれています。近年では、SNSやメールが連絡手段の主流となっているため、年賀状をやめる人が増えてきているのだそう。しかし「年賀状をやめたい…」と考えるなら、相手に失礼のないよう礼を尽くしてから、やめるようにしたいですよね。

そこで今回は年賀状をやめる際の「失礼にならない、正しい伝え方」について紹介します。伝え方や注意点を意識して失礼のない年賀状じまいをしましょう。

「年賀状じまい」とは?

年賀状のやり取りをしていた相手に、今後は年賀状のやり取りを辞退することを伝える最後の年賀状のことを「年賀状じまい」といいます。何も言わずに年賀状を出さなくなると、相手に心配や不信感を持たせてしまう可能性があるため、きちんとお礼と思いを伝えて終わりにしましょう。

おすすめの伝え方

年賀状をやめることを伝えるには、さまざまな方法がありますが、なかでも以下の5つの方法がおすすめです。

  1. 最後となる年賀状で、翌年以降は年賀状を辞退することを伝える
  2. 寒中見舞いで伝える
  3. メールやチャット、SNSなどで伝える
  4. 手紙で伝える
  5. 直接会ったとき、あるいは電話で伝える

年賀状のやり取りをやめたい相手が、自分とあまり親しい間柄でない場合は、思いきって何も言わずに年賀状を送るのをやめてしまっても大丈夫です。

伝える際の角が立たない断り方ポイント

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出典:PIXTA

年賀状をやめるという報告は、相手の気持ちを損ねる可能性もあるため、なるべく角が立たないように断りたいところ。以下の3つのポイントを意識して、相手に不快な思いをさせることのない断り方を心がけましょう。

  1. お礼の気持ちを丁寧に伝える
  2. 理由と時期を明確に伝える
  3. 今後も交流してほしいと伝える

    また、年賀状を出さないのは「あなただけ」ではなく、「みんな」であることを書き添えて相手に伝えると角が立ちにくくなるかもしれません。日頃お付き合いいただいている感謝の気持ちをしっかりと丁寧に自分の言葉で伝えることが何より大切ですよ。

パターン別の例文

最後に、パターン別に例文を紹介します。「なんて書けば…」と悩んでしまった際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【SNSなど別の方法に手段を変更したい場合】

誠に勝手ながら本年を持ちまして、どなた様とも年賀状でのご挨拶をご遠慮させていただきたいと考えております
家族と相談した結果、来年からはSNSなどで近状報告やご挨拶をさせていただきますので、お手すきの際にでもご覧ください
誠に勝手ではございますが、今後も変わらぬお付き合いの程、よろしくお願いいたします

【引っ越しを理由にする場合】

新住所にて家族そろって新年を迎えました
つきましては、本年を最後に年賀状による新年のご挨拶を控えさせていただきます
今後はこちら(ラインまたはメール)へお気軽にご連絡ください
誠に勝手ではございますが、今後も変わらぬお付き合いの程、よろしくお願いいたします

大切な人とのご縁が切れないように心がけて!

年賀状はなかなか会えない相手と近況報告をし合える貴重な機会であり、直筆で相手に思いを伝えるための連絡手段のひとつでもあります。やめることを伝えるのは、なかなか勇気がいることかもしれません。年賀状じまいをしたくなった時は、この記事を参考に、相手には失礼のないように年賀状じまいをするようにしましょう。

 

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ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。