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知っておきたい!ワインを飲むときのマナーとは

  • 2023.12.23
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写真:PIXTA

ワイングラスを持つ時、どの部分を持っていますか?おしゃれなレストランでの食事やビジネス関係の会食では、テーブルマナーが不安になった経験がある方も多いですよね。家でワインを飲む場合はそれほど気になりませんが、人目の多いところだとワインについてのマナーが気になることも。

今回は「大人として知っておきたいワインのマナー」について紹介します。正しいグラスの持ち方は、ワインをおいしく飲むための大切なポイント。これを機に大人の知識としてワインのマナーをおさえておきましょう!

【基本マナー1】ワイングラスの部位

まずは、独特の形状からなるワイングラスの構造や部位ごとの名称を紹介。実はワイングラスは、ワインの香りと味を最大限に引き出し、おいしく感じるように設計されているのだとか!

  • ワイングラスのフチ:「リム」
  • ワイングラスの真ん中部分:「ボウル」
  • ワイングラスの脚:「ステム」
  • ワイングラスの底:「フット」

【基本マナー2】ワイングラスの正しい持ち方

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写真:PIXTA

ワイングラスを持つ時は、脚部分の「ステム」を持つのが基本です。親指、人差し指、中指の3本でステムを支えて持ちましょう。ステムで持つ理由としては、手の温度がワインに伝わらないようにするためだと言われています。ただし、ワイングラスの持ち方に正式なマナーはないので、どのように持っても問題にはなりません。

【基本マナー3】TPOに合わせたグラスの持ち方

ワイングラスの持ち方について、「海外と日本では違う」という話を耳にしたことがある方もいるかと思います。基本の持ち方は、脚部分の「ステム」と紹介しましたが、海外ドラマなどで真ん中部分の「ボウル」を持っているシーンを見たことがある方もいるのではないでしょうか?

実際はTPOに応じて使い分けることが多いため、どちらの持ち方が正解とは言い切れません。「ボウル」で持つメリットは、ワインをこぼしにくくすることです。大切な席で粗相をしてしまわないか不安がある方は「ボウル」で持ってもいいかもしれません。

【基本マナー4】注いでもらう際の注意点

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写真:PIXTA

ワイングラスに注いでもらう際には、グラスは持ち上げず、テーブルに置いたままの状態でワインを注いでもらうのが、基本マナーです。

ソムリエのいるレストランなどでは、ワインはお店のスタッフに注いでもらうスタイルが一般的。ワインを注いでもらう時、少しでも注ぎやすいようにとグラスを持ち上げたり傾けたりしたくなる方もいますが、グラスには触れないように注意しましょう。持ち上げることは、国際的なマナーとしてはふさわしくないとされているため、覚えておくといいでしょう。

【基本マナー5】ワイングラスの回し方と回す方向

脚部分のステムのみを指でつまむと不安定になってしまうため、底部分のフットを手のひらで固定するようにステムの下部を持ちましょう回す方向は、右手で持つ場合は左回し、左手で持つ場合は右回しです。万が一こぼした場合でも、被害は自分だけで済むことが多く、他の人にかけてしまうリスクが少なくなります。

TPOに合わせて楽しむことが大切

ワイングラスの持ち方に正式なマナーはありませんが、TPOに応じて使い分けるように心がけることが大切です。海外と日本ではワイングラスのマナーが違うといいますが、実際には厳密な違いはありません。場面に合わせた使い分けで、ワインをおいしく楽しんでくださいね。

 

※お酒は二十歳になってから。
※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。