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「食べものが歯に挟まったら…」“食事したくない”と思われないための爪楊枝のNGマナーを教えます!

  • 2024.3.30

歯と歯の間に挟まってしまった食べものを取るときなどに便利な爪楊枝。歯に挟まったままだと気になるので、食後に使う方も多いと思いますが、実は爪楊枝にも気をつけておきたいマナーがあるのです。

今回は元秘書として働いていた筆者が、爪楊枝のNGマナーについてご紹介。もし周りで間違った使い方をしていた場合には、教えてあげてくださいね。

いざというときに困らない!爪楊枝のNGマナーって?

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出典:PIXTA

出かけ先のレストランなどで、机の上に調味料と共に爪楊枝が入った入れ物もよく並べられていますよね。もちろん机の上にすでに出されているものですから、その場で使うことはマナー違反ではありません。ですが爪楊枝は、もともと歯垢を取り除き、清潔を保つために使われた仏家の具だった背景があることから、歯の清掃をする道具として考えられているもの。現在でも歯磨きを食事の場ですることは滅多にないと思いますので、そういうところからも「人前で爪楊枝を使う」ことは避けておいた方がいいでしょう。

ではどう使うのがスマートなのかというと、化粧室などで使うのがおすすめです。レストランなどで、化粧室に置いてあるのを見かけたことはありませんか?「化粧室まで足を運んで使うなんて…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、爪楊枝を使っている姿はあまり美しいものではありません。一緒に食事をしている相手が不快に思う可能性もあるため、周りの状況を見ながら使用できると、素敵な大人ではないでしょうか。また使用後は折るのが正しい使い方と言われています。どうしても席で使う場合は、うつむいて口元を隠して使うようにしましょう。

相手が不快に思うことは避けましょう

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出典:PIXTA

もちろんマナーは、法律で決められたものではないため、そのときの状況によって判断が必要になります。大切にして欲しいのは、相手が不快に思うか思わないか。ぜひ念頭に置いて相手を思いやる気持ちを忘れずに食事を楽しんでくださいね。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。