仕事が楽になる！職場でマウンティングしてくる人への対処法

2023.12.14

同僚や上司など、あなたの周りに“マウント”を取ってくる人はいませんか？他人に対して自分を優位に見せ、偉そうにしているのを目の当たりすると、どのように対処をするのが一番良いのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「マウントを取られたとき、相手を嫌な気持ちにさせず上手にスルーする方法」について、紹介します。

そもそも「マウントを取る」って？

「マウントを取る」とは、自分のほうが優位であることを周囲に示す行動を指します。これは「マウンティング」とも呼ばれ、相手を完全に見下した状態。とにかく自分の有能さをアピールして、相手が何も言えなくなってしまう状況を無意識に生み出す人も。

例えば「あなたってホント、ダメよね。私ならすぐにできるのに」「そんなレベルの仕事もできないの？」「業務への解像度が低すぎるんじゃない？」というような、部下の提案を頭ごなしに否定したり、相手の話を手加減せずに論破したりするような発言は、発言した相手に対してマウントを取っている状況です。

【1】褒めて懐に入る

マウントを取ってくる相手が求めていることは、周囲からの承認です。そのため「相手の懐に入る」というのがおすすめ。

自分の優位さを相手に認めさせたい心理が働いているので「あなたのことを認めていますよ」と示すことで、マウント側の承認欲求を満たすことができるでしょう。上手な返し方としては、相手を持ち上げること。本心でなくとも、その場では相手を褒めて丸く収めてしまうのも一つの手です。

褒めて懐に入る時の例

「本当にすごいですね」と褒める
「私にはわからないので、教えてください」とアドバイスを求める
「○○してくれませんか？」とお願いや頼み事をする

【2】適当に聞き流す

顔を合わせなければならない人や今後も付き合っていかなければならない人に対しては「適当に聞き流す」というのも選択肢の一つに加えましょう。

自分の上司や会社の先輩であった場合、相手の気持ちを荒立ててしまうとトラブルの元になってしまう恐れがあります。そのため、こういう人だと割り切れるのであれば、あまり相手にしない対応をすることをおすすめします。

【3】相手へ指摘をする

自尊心を傷つけるような発言が多い人には、勇気を出して指摘するのも効果的な手段です。

この方法の注意点は、言い返すのではなく冗談まじりにやんわりと指摘をすること。相手はプライドが高いことが多いため、強く指摘したり言い返したりすると、気持ちを逆撫でしてしまう可能性があります。冗談混じりに「そんなこといわれると傷つきますよ」と、やんわりと指摘してあげると、自分の言動を見直してもらえるきっかけになるかもしれません。

割り切って対応をすることも大切

社会に出ると付き合いたくない人とも上手く付き合わなければならない場面は多々出てきますよね。不快に思う相手とは、割り切って対応することが何より1番。もしもあなたが周囲の人にマウントを取られるなら、仕事をやりやすくするためと割り切って、円滑なコミュニケーションを試してみてくださいね。でも心が辛くなるくらい頑張る必要はありませんよ。あまりにもひどい時はその職場から離れてみるのもいいと思います。

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ライター：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram：@reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。