知らないと赤っ恥！？取ったパンを戻すときのマナー

パン屋さんに行くと自分の好きなパンをセルフで選べますが、一度トレイに取ったものの、違うパンが欲しくなり戻したくなった経験はありませんか？または周りのお客様が棚に戻している姿を見て、なんだかモヤッとしたことがある方もいるのではないでしょうか。暗黙のルールとして、一度取ったものは戻さないのがマナーと思っている方も多いかもしれませんね。

そこで、今回はパン屋さんで陳列されているパンを棚に戻す行為は「マナー違反」に当たるのかを解説していきます。

なぜパン屋さんはセルフサービスなの？

なぜパン屋さんはセルフサービスなのか、ご存知ですか？

もともとはチェーン店の有名なパン屋さんが戦後焼け跡から「焼きたてパン屋さん」のセルフサービス方式を確立し発祥したのが始まりなんだとか。パンの売り場にショーケースを置くことを想定していたそうですが、建物の使い勝手の悪さからパンは木製のラックに載せ、お客様自身が食べたいものをトレイに取ってレジで精算する方式を採用しました。これが評判を呼び、結果的に焼きたてパン屋さんのセルフサービス方式として、全国に普及することになったそうです。

一度トングで取ったパンを戻すのはマナー違反？

さて問題のパンを戻していいかどうかですが、結論から言うと、厳格な決まりはありません。

しかし、利用するお客様のそれぞれの感覚や価値観、時代の変化に影響される問題のため、その時々によってマナーは変化します。相手が不快だと感じたら、やはり公共の場のため、周りを考慮した行動がマナーとなります。衛生面的に不快だと思われていることが多いため、このように一度トングで取ったパンを戻したくなった場合には、レジまで持って行き、店員さんに買わない旨を伝えて対処してもらうことをおすすめします。

取ったパンを戻すなら、店員さんまで

パンをトングで掴んだときに、形が変わってしまっていることも。一度取ったパンを戻したくなった場合には、店員さんに確認をするのがベターです。周りを不快にさせない行動を心がけていきましょう。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。

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ライター：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram：@reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。