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「実は超失礼!!」神社で“マナー違反”しないための作法って?

  • 2023.12.5
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出典:PIXTA

神社をお参りするときに「手水は、左からだっけ?右からだっけ?」「参拝は二礼何拍手だったかな?」など、作法について迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。

実は、神社にお参りするときの作法に、厳格な決まりはありません。神社や地域によって参拝作法が異なることもあるため、心を込めて参拝することが何よりも大切です。しかし、基本的な作法を知っておきたいと思う方もいらっしゃいますよね。

今回は、神社をお参りする際の一般的な参拝作法やマナーを紹介します。知らないうちに実はとても失礼なマナー違反をしてしまった!なんてことがないよう、迫る新年に備えてぜひ参考にしてみてくださいね。

【作法1】鳥居のくぐり方

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神社のシンボルともいえる「鳥居」は、神社の外と内を分ける意味があるとされ、神様の領域であることを示しています。そのため、神様の領域にお邪魔するにあたり、鳥居をくぐる前に一礼をしましょう。参拝を終えて帰るときも、鳥居をくぐった後に社殿の方に向き直し一礼が基本マナーです。

また、参道の真ん中は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様の通る道だと言われています。真ん中の道は避け、少し左右に寄って歩くと良いでしょう。

【作法2】手水のやり方

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  1. 右手でひしゃくを持ち、水を汲んで左手を洗います。洗った水が、水盤の中に戻らないように注意しましょう。
  2. 左手に持ち替え、右手を洗います。
  3. 右手に持ち替え、左の手のひらに水を受けて、静かに口をすすぎ、最後に水を左手に流します。
  4. 残った水が柄(持ち手)に流れるようにして柄を洗います。
  5. ひしゃくを元にあった場所に伏せて戻します。

【作法3】お賽銭の入れ方

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賽銭箱の上に鈴があるときは、鈴を鳴らして参拝の気持ちを整えてからお賽銭を入れましょう。鈴の音色は、参拝者をはらい清めるという意味があると言われています。

またお賽銭の金額には実は決まりはありません。感謝の気持ちを込めた額を納めると良いでしょう。例えば、5円玉や50円玉を組み合わせた語呂合わせで縁起のいい金額を入れるといいかもしれません。

【作法4】お参りのやり方

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お参りの一般的なやり方は、「二礼二拍手一礼」が基本です。

  1. 姿勢を正し、深いお辞儀を2回繰り返します。
  2. 胸の高さで、右手を少し手前にして両手を合わせます。
  3. 両手を肩幅程度に開き、拍手を2回打ちます。
  4. 両手を合わせて、心を込めてお祈りします。
  5. 両手を下ろし、深いお辞儀をします。

神社によっては拍手の回数が違うところもあるため、神社にならうのが良いでしょう。

気持ちを込めたお参りが大切

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神社の基本の参拝方法をご紹介しましたが、全てご存知だったでしょうか?

基本作法の形式はありますが、形式にこだわることよりも神様にお参りをする“心”が大切です。もちろん、気持ちがあった上で今回ご紹介した作法ができたら、神様への敬意を示しながら参拝できるので、より良いことに違いありません。もしかしたら運気が上がるかも?

次に参拝をする際には、気持ちを込めてお参りすることを第一に、本記事でご紹介した作法も思い出してみてくださいね!

 

※記事内の画像はイメージです
※記事内の情報は執筆時点の情報です



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。