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「2023÷25」をすぐに解けますか?→実は一瞬で解けるんです《大人が意外と間違える》

  • 2023.11.28
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わり算の計算は、あまりが出たり、小数の答えになったり、必要に応じてどこまで計算をするのかを考えなければいけません。

そのため、かけ算に比べて、わり算の方が苦手だという方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、わり算の計算の工夫について考えてみましょう。工夫次第でわり算をかけ算に直すことができ、簡単に計算できることもありますよ!

問題

次の計算をしなさい。(答えは小数で表すこと)
2023÷25

4桁÷2桁という計算で暗算をするのは、計算が得意な方でも少し苦戦するのではないでしょうか。

しかし実は「÷25」の計算は、かけ算をすることで答えが出すことができるのです。

 

さて、今回の答えは「80.92」です。

解説

わり算の計算ですが、「÷10」や「÷100」の計算であれば、とても簡単に計算が可能です。

これらは、小数点を移動させるだけですよね。

例えば以下のような計算になります。

5421÷10=542.1
5421÷100=54.21

5421は整数ですが、「5421.」と、一の位の後ろの小数点以下が省略されていると考えることができます。

そして「÷10」「÷100」の計算は、小数点を左にひとつ、ふたつと移動するだけで、答えを求めることが可能です。

このようなわり算はとてもカンタンですね。

 

しかし、今回の問題は「÷25」の計算です。

次にわり算の以下の性質を利用してみましょう。

わり算では、わられる数とわる数に同じ数をかけても、商は変わらない。

今回の計算は「2023÷25」ですが、2023と25の両方に同じ数をかければ、そのわり算は、元のわり算と商が同じなのです。

では、何をかけ算するのかというと「4」をかけましょう。これで「25×4=100」となり、「÷100」の計算が可能になります。

そうすると、2023にも4をかけなければいけません。「2023×4=8092」です。

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したがって、元の計算は「2023÷25」でしたが「8092÷100」の計算に変えることができました。

「÷100」の計算なので、小数点をふたつ移動させると考えましょう。

よって答えは「80.92」となります。

まとめ

もともとは「÷25」の計算でしたが、「×4」を考えることで答えを求めることができました。

「かけ算は大丈夫だけど、わり算は苦手だ」という方は、この考え方を使うことで計算がラクになるのではないでしょうか。

ぜひ活用してくださいね!


文・編集(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」。