改悪直前！【ふるさと納税】お金のプロが選ぶ、まだ間に合う“おすすめ返礼品ランキング”TOP5

2023.9.29

“実質負担額2000円”で全国各地の特産品がもらえる「ふるさと納税」

日本の都道府県の地区町村へ「寄附」を行い、その返礼品として肉や米、魚などの「特産品」がもらえるふるさと納税。収入や家族構成などに応じて年間の「寄附金額上限」が決まっており、確定申告を行うことで実質2000円の自己負担額を除く全額が控除の対象となる、魅力的な制度です。

利用者は2008年の制度開始以来、大きく増えています。また、総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、令和3年度の受け入れ額は前年比約1.2倍の約8,302億円、受け入れ件数は前年比約1.3倍の約4,447万件にもなっています。

10月1日からのルール変更で返礼品が「改悪」となる可能性が…

そんなふるさと納税ですが、10月からルールが一部変更・改正されることで現在注目を集めています。

簡潔に言うと、今回のルール改正により9月以前に寄附した際にもらえる返礼品の内容が現在と変更となってしまう可能性があるのです。

【今回行われるルール改正】
① 募集に付随して生じる経費や手数料を含めて寄附金額の「5割以下」にするルールの厳格化
② 返礼品として人気の熟成肉や精米は、各自治体と同じ都道府県で生産されたもののみ

上記の変更により、10月以降は返礼品にかけられるお金が少なくなってしまうことで返礼品によっては以下の影響が出てしまう可能性があります。

・返礼品がもらえるために必要な寄附金額のアップ
・内容量が減ってしまう
・返礼品自体がなくなる

これにより、毎年12月末に発生する「駆け込み寄附」が今年に関しては現在、つまり9月下旬に発生しているのです。

お金のプロが選んだ、「おすすめ返礼品ランキング」！

そこで今回、お金のプロである藤原FP事務所／藤原アセットプランニング合同会社代表であるファイナンシャルプランナーの藤原久敏さんに取材を実施。

藤原さんが実際に寄附してもらってよかったと感じたおすすめの返礼品をランキングにしていただきました。

それがこちら！

順位	自治体	返礼品	おすすめポイント
1位	福岡県飯塚市	鉄板焼ハンバーグデミソース20個入り	寄附額1万円での冷凍ハンバーグ20個は、トップクラスのお得さ！返礼品専用に開発・製造されたソース使用だけあって、美味しさも抜群です。
2位	福岡県福智町	デミグラスソースハンバーグ20個セット	寄附額9,000円で、冷凍ハンバーグ20個とお得です。ビーフと合挽が各10個と、2種類の味が楽しめるのも嬉しいポイントです。
3位	高知県宿毛市	ハッピーフルーツ果樹園の土佐文旦5㎏	寄附額7,000円で、文旦が5㎏ももらえます。大きくてジューシーな文旦がゴロゴロ入っており、満足度は十分です。
4位	北海道別海町	あんバタセブン	寄附額1,000円でもらえる返礼品なのでお得です。トーストに塗るだけで極上のスイーツになります。
5位	和歌山県有田市	有田みかん3㎏	寄附額8,000円で、みかんの名産地、有田のみかんが3㎏もらえます。ふるさと納税の返礼品には「ワケあり品」「不揃い品」などが多い中、「秀品」が届くのは嬉しいポイントです。

※各自治体・返礼品の情報はアンケート実施時、TRILLニュース調べによるものです。現在品切れや寄附金額の変更、終了となっている場合があります。寄附前にご自身で市区町村のふるさと納税サイトや、ふるさと納税ポータルサイトでご確認ください。

お得な返礼品を見逃さないで

今回ご紹介した返礼品の中には10月以降内容に変更のあるものもあるかもしれません。

「おトク度が減っている…」と後悔しないように、寄附を予定している方はこの9月中におこなってしまいましょう。

ただし、12月にボーナス支給などがあり金額が分からないという方は上限までの余裕の持った寄附がおすすめです。あわせてご注意くださいね。

監修：藤原久敏さん
1977年大阪府生まれ。大学卒業後、信用金庫勤務を経てファイナンシャルプランナーとして独立。藤原FP事務所/藤原アセットプランニング合同会社の代表を務める。『あやしい投資話に乗ってみた』（彩図社）、『年間10％利回り！を目指す攻めのほったらかし投資術』（彩図社）など著書、メディア露出多数。CFP®・1級FP技能士。

ライター：柳生大穂
編集者／ライター。有限会社バウンド所属。FXや株、投資信託などお金系中心のムックや書籍の執筆・編集を行う。

編集：TRILLニュース

参考：総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」

※記事内の画像はイメージです