アメリカ留学中、同級生は次々に大学中退　耳を疑う“まさかの理由”に「衝撃を受けました」

大学を中退する、と聞いたら、あなたはどう思いますか？「珍しい」「せっかく入学したのに勿体ない」などと思う人が多いのではないでしょうか。たとえ留年してでも何とか大学を卒業しようとする傾向が強い日本ですが、どうやらアメリカはちょっと違うようです。

本記事では、アメリカの大学に通う学生たちの、驚きの中退理由についてご紹介します。

留学経験のある大学生の男性が、アメリカの大学を中退する学生たちのリアルを知ったエピソードについて教えてくれました。

これは私がアメリカに留学していた時の話です。

私は大学2年次に、アメリカのアリゾナ州にある大学に半年間ほど留学していました。

アリゾナと聞くと、1年のほとんどが夏、という砂漠のようなイメージがありますが、私の通っていた大学は山の中に位置していたため、10月頃から雪が降り始め、真冬には-15度になることもしばしば。とても寒かったことを覚えています。

そのアリゾナにある寮の1室で、私は現地に住むアメリカ人のルームメイトと2人で暮らしていました。

そして留学生活も終盤に近づいてきたある日、私が帰国に向けて部屋の清掃や身の回りの荷物をまとめ始めていると、なぜかルームメイトも自身の荷物をまとめ始めたんです。

私は大学2年の秋学期のみの留学予定で来ていましたが、ルームメイトの彼は四年制の大学に通っているため、まだ荷物をまとめる必要はないはず…と、私は不思議に思いました。

当初は、彼も実家に帰省するのかな、と考えあまり気にしていなかったのですが、次第に彼の片付けるものの多さに違和感を覚え、もしかして寮を移るのかな、と考えた私は思い切って尋ねることに。

すると彼はなんと、大学を中退することにした、と答えたんです。

予想外の返事に驚いた私は、思わず中退の理由を聞きました。

すると彼は言ったんです。

「寒すぎるから」

私は耳を疑いました。4年間も通う予定だった大学を中退する理由が、寒さなの！？

しかしさらに話を聞いていくと、どうやら彼だけが異質なのではなく、大学を中退する学生のほとんどは「寒い」「彼女にフラれた」「家に帰りたい」など、日本ではなかなか聞かない理由が多いということを知り、私は衝撃を受けました。

これからアリゾナの大学に行く予定のある方は、ぜひ防寒対策もしっかりしてきてくださいね。中退する理由が1つ減るかもしれませんから。

日本では大学中退率が約7%であるのに対し、アメリカでは40%を超えると言われており、3人に1人以上が中退しているということになります。

これは、毎日出る大量の課題や授業が難しくてついていけなくなる、日本の大学と比べて卒業することが難しいという他に、学費などの経済的な負担が大きすぎることも理由として多いようです。

しかし、もしかしたら「恋人にフラれたし授業も難しいし」「すごく寒いし経済的にも苦しいし」など、どっちが中退の理由かわからない場合もあるのかもしれませんね。

編集：TRILLニュース

提供：留学経験のある大学生/20代男性

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