「邂逅」の読み方と意味を知ってる？　知らないと読めない難読漢字

「邂逅」という漢字を見たことはありますか？

「邂逅」は「出会い」にまつわる言葉で、主に文面で使用し、口語ではほとんど使われません。

今回は「邂逅」の読み方や意味、使い方や語源、また「出会い」に関する言葉をいくつかご紹介します。

「邂逅」という漢字はこの熟語でしか使われないため、知らないと読めないかもしれません。

それぞれの漢字を見ていきましょう。

「邂」の読み方は【カイ・あ（う）】
「逅」の読み方は【コウ・あ（う）】

どちらも「会う」という意味がある漢字です。

読み方はわかりましたか？

正解は「かいこう」です！

「邂逅」は「偶然の出会い、思いがけない巡り会い」を意味します。

おもに嬉しい出会い、感動的な出会いなど、人と偶然出会うことを意味しますが、人以外の芸術や思考などにも使われます。

使い方としては下記の通りです。
「旧友と邂逅を果たす」
「卒業後、10年の歳月を経て邂逅した」

また「邂逅」は、1939年に公開されたアメリカ映画の題名にもなっています。その後「めぐり逢い」として再映画化もされています。

「邂逅」は、どちらも部首に「しんにょう」が使われていることから、「道」を表します。

さらに「邂」は「解」という「打ち解ける」という意味の漢字が使われており、これが転じて「道で偶然出会う」という意味になりました。

「逅」は、「后」という「天皇の妻」という意味の漢字が使われており、道を示す「しんにょう」と合わさることで「道を進む后→道でお目にかかる」という意味に変化しました。

つまり「邂逅」は「道で偶然、后にお目にかかる」という意味です。これは滅多にないことなので、
現在は「偶然の出会い、思いがけない巡り会い」という意味で使われています。

「出会い」に関する言葉をいくつかご紹介します。

「出会い」は人以外にも使うことができ、初めて会う場合に多く使われます。

「巡り会い」は長らく会っていなかった者同士が偶然会うこと、また会う予定だった者同士が初めて会う時にも使えます。

「遭遇」は人だけでなく、動物や現象にも使います。また良い出会いだけではなく災難に遭う場合にも使います。

「奇遇」は思いがけない場所で知っている人と会い、驚いた時に使います。

いかがでしたか？

「邂逅」の読み方は「かいこう」でした。

「出会い」に関する言葉は他にもたくさんあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね！