知らずに失礼なことしているかも！エスカレーターに乗る時のマナー

目上の人とエスカレーターに乗るとき、「先に乗るか、もしくは後に乗るか」迷ったことはありませんか？日常生活において、上座と下座を意識してエスカレーターに乗ることはあまりないですよね。しかし実は、エスカレーターにも上座と下座のマナーがあります。

今回は、知らないと失礼になってしまう「目上の人とエスカレーターに乗る時のマナー」について解説します。大人の教養のひとつとして、この機会にしっかりとチェックしておきましょう！

エスカレーターの上座はどこ？

エスカレーターの上座と下座の基準は、相手との目線の高さ。「目線の上の位置」が上座です。

エスカレーターは階段状となるため、上がる場合も下がる場合も自分より目線が高い位置が上座、低い位置が下座にあたります。つまり、上座にあたる人は上りの際は先に乗り、下りの際は後から乗ります。

上司や取引先の方と乗る際のポイントとしては、上りの際は後から乗り、下りの際は「お先に失礼します」と一言お声がけをしてから先に乗るといいでしょう。

3人で乗るときの上座と下座

3人で乗る際の上座と下座は、「安全にご案内する」「上と下からお守りする」という観点から、真ん中の位置が上座とされています。下座が一番目線が下という点は変わりません。

順番としては、真ん中が上座、一番目線が高い位置が2番目、目線が一番低い位置が下座です。

状況に合わせて思いやりのある行動を！

基本的なエスカレーターのマナーはありますが、状況によっては対応を変える必要もあります。例えば、取引先の女性と2人の場合、相手がスカートをはいていらっしゃった場合には、下に立たない方がいいことも。

何ごともその時々の状況に合わせた判断が必要です。上座、下座のマナーに固執せずに相手の立場に立った時のことを考え、思いやりのある行動を心がけてみてくださいね。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。

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監修：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram）
新卒で入社した最大手保険会社で約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。
イラスト：たまちゃん（TRILLニュース）