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コレはやめて!節約に失敗する人の「残念なNG行動」をお金のプロが教える

  • 2023.9.11
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物価高により節約を意識している人が増加

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ここ最近、物価上昇により、節約志向が高まっています。その中でも、特に食費の節約意識が高い傾向があり、日本生活協同組合連合会の「節約・値上げについてのアンケート」調査によると、約87%が食費の節約を意識をしていることがわかりました。

しかし、節約を意識しすぎるがあまりに、途中で挫折をして失敗してしまう人もいます。そこで今回は、藤原FP事務所/藤原アセットプランニング合同会社代表であるファイナンシャルプランナーの藤原久敏さんに取材を実施しました。

お金のプロに聞いた、「節約を失敗してしまう人の残念な習慣」についてご紹介します。

節約に失敗する2つの理由

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出典:mapo_japan/Shutterstock.com

①高すぎる目標を立てる

現実的ではない目標を立てると実現できずに失敗のもとになります。たとえば、いきなり月の食費を半分にするという目標を立てても実現するのは無理があります。

まずは、実現しやすい目標を立てましょう。たとえば、毎日飲むコーヒーを一杯我慢して1日100円節約するだけでも、月3000円以上の節約をすることができます。

コツコツ節約していけば将来的には大きな節約につながるので、無理な目標ではなく、少なくても良いので現実的な目標を目指していきましょう。

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②ストレスのたまる節約をする

節約のためとはいえ、ストレスをためてしまうような節約はNGです。

食事を極端に減らして節約していても体調を崩してしまえば病院にかかる通院代が余計にかかってしまいます。また、暑い中、クーラーをつけずに我慢して、熱中症にかかってしまっては意味がありません。

ストレスをためながら節約をするよりも楽しく節約したほうが長続きするので、いかにしてストレスをためずに節約するのかを考えていきましょう。

節約の成功のカギは「習慣化してゲーム感覚で行う」こと

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出典:GARAGE38/Shutterstock.com

節約を失敗せずに長続きさせるコツはゲーム感覚で行うことです。節約の成果をノートなどに書き溜めていき見える化するとゲーム感覚で節約を行うことができます。

たとえばポイ活の場合は、節約した額をポイントとして見える化することができます。数字として節約額が見えるようにすると楽しむことができます。

毎日ポイントを見て増えていく数字を見ているともっとポイントを増やしたくなり、楽しく節約ができるようになります。

そうすると増えていく数字を見るのが楽しくなり、節約することを負担に感じなくなります。無理やり節約するのではなく、自分の精神や体に負担をかけることなく、気軽に節約することを心がけましょう

また、初期は現実的なハードルを作り、達成できたら喜ぶ精神が大切です。いきなり無理なハードルを作って達成できずに落ち込むよりも、簡単なハードルを作ってそのハードルを越えて、達成感を得る成功体験を作っていきましょう。

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小さな成功を積み重ねることでも節約が楽しくなり、長続きさせることができますよ。 

ぜひ実践してみてくださいね。


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監修:藤原久敏さん
1977年大阪府生まれ。大学卒業後、信用金庫勤務を経てファイナンシャルプランナーとして独立。藤原FP事務所/藤原アセットプランニング合同会社の代表を務める。『あやしい投資話に乗ってみた』(彩図社)、『年間10%利回り!を目指す 攻めのほったらかし投資術』(彩図社)など著書、メディア露出多数。CFP®・1級FP技能士。


ライター:柳生大穂
編集者/ライター。有限会社バウンド所属。FXや株、投資信託などお金系中心のムックや書籍の執筆・編集を行う。

編集:TRILLニュース

参考:日本生活協同組合連合会「節約・値上げについてのアンケート」調査(2022年8月)

サムネイル画像出典:yoshi0511/Shutterstock.com

※記事内の画像はイメージです