熱中症のリスク、高めてるかも？熱帯夜のエアコン設定のすすめ【メーカー解説】

寝ているときも欠かせないエアコン。就寝から数時間後にエアコンが切れるようにタイマーを設定している方もいるのではないでしょうか？

実は、タイマー設定でエアコンを切ってしまうと、熱中症のリスクが高まる可能性があるんです。今回は、空調機メーカーのダイキン工業が公表しているデータを元に、“熱帯夜のエアコン設定”について詳しく解説します。

ダイキン工業株式会社が実施したアンケート（※）によると、4割近い人が睡眠時にエアコンの切タイマーを使っているようです。節電や身体が冷えすぎないようにと意識して、エアコンを使用しているのかもしれません。

しかし、エアコンが切れることで室内の温度が上がり、ただ寝苦しくなるだけでなく、熱中症のリスクが高まると考えられています。特に気温が高い日は要注意です。

※「夏の睡眠時のエアコン使用に関する意識調査」2023年7月21日〜7月24日に実施。
全国524名の20歳～59歳までの男女が対象。

熱中症に詳しい帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長・三宅康史先生いわく、「本格的な猛暑の今、日中の暑さだけでなく熱帯夜にも注意が必要」とのこと。熱帯夜は、エアコンの切タイマーは設定せず付けっぱなしにすることを推奨しています。

エアコンを付けっぱなしにすると身体が冷えてしまう方は、温度だけでなく“湿度”に注目してみましょう。同じ温度でも湿度に20%差があると、体感温度が4度変わると言われています。

もしご自身のエアコンで湿度設定できるなら、目標湿度を50〜60%にするのがおすすめです。寒くなりすぎず、過ごしやすい空間を作れますよ。

夜間のエアコン設定についてご紹介しました。どうしてもエアコンを付けっぱなしにしたくない場合は、熱中症のリスクに注意しながら、切タイマーを3時間で設定するのがよいのだとか。

ご自身の体調に合わせてエアコンを活用し、熱帯夜を乗り切りましょう。

参考資料：ダイキン工業「睡眠時のエアコン使用に不満や困りごとがあるのは2人に1人熱帯夜にも役立つ上手なエアコンの使い方のヒントをご紹介」

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