何円の節約になるの？【洗濯に残り湯】実際に計算したら、思った以上の額だった

料理や掃除など、頻繁にやる家事の中の一つに洗濯があります。同じ家に数人いる場合は毎日洗濯機を回しているという方も多いのではないでしょうか。

そうなると、どうしても気になってしまうのが“洗濯にかかる水道代”。そして、洗濯の水道代を節約するための王道が、お風呂の残り湯を使うことですよね。しかし実際は、どれくらいの節約になっているのでしょうか？

そこで今回は、通常の水とおふろの残り湯を使った洗濯を比較して、何円節約できるのか確かめてみました。

今回は、標準コースで洗いと1回目のすすぎにふろ水を使用した場合、どれぐらい水道料金を節約できるのか確かめます。試算する洗濯機は、SHARPの全自動洗濯機シリーズ「ES-GV9H」（洗濯・脱水容量9kg）です。

まず、通常の水で洗濯した場合の水道料金です。

「ES-GV9H」の洗濯～脱水9kgでの標準使用水量は95L。商品紹介ページより、水道料金は24.9円になります。一人暮らしや単身赴任中の方などで、自宅に洗濯機がなくコインランドリーを利用している場合、費用が安く驚かれたかもしれませんね。

それでは、おふろの残り湯を使って洗濯した場合の水道料金はいくらなのでしょうか？

おふろの残り湯を利用した場合、「ES-GV9H」の洗濯～脱水9kgでの標準使用水量は50Lになります。

95Lで24.9円のため、1Lあたりの水道料金を試算すると、

24.9円÷95L=約0.26円

つまり、50Lの場合は、

約0.26円×50L=約13円

になります。

1回の洗濯にかかる水道料金は、残り湯を使わないときと使うときで約11.9円異なります。そのため、毎日洗濯した場合、1年間で節約できるのは、

約11.9円×365日=約4,343.5円

になります。

年間で約4,300円あれば、ちょっと豪華な食事をしたり使い古した日用品を買い替えたりすることもできますよね。計算前に想像していたより大きな金額でした。ちりも積もれば山となるかもしれない…そう考えると、より節約に前向きに取り組めるかもしれません。

毎日湯船にお湯をためないという方もいらっしゃるかもしれませんが、ためたときは残り湯での洗濯をしない理由が、金銭面では見当たりません。ぜひ参考にしてくださいね！

出典：SHARP「ES-GV9H」「仕様一覧」