第一印象が悪くなるかも…！【NG行動】あなたはやっちゃってない？

2023.8.29

初対面の印象は約3秒で決まる、と言われているのを知っていますか？第一印象に関する心理を定義化した「メラビアンの法則」です。

人は相手の印象をまず直感で判断するそうです。第一印象がよければ初対面の相手でも好意的に会話が進み、よいイメージを抱いていれば「どんな人だろう」と内面に興味が湧き、その後も相手と接点を持ちたがる傾向にあります。

「あなたと仕事をしたい」と選んでもらうことは、ビジネスにおいて重要な要素。つまり、第一印象がとっても大切です。今回は、“第一印象を悪くしてしまうNG行動・言動”をご紹介します。

NG行動1.無愛想なあいさつ

まず、初対面で最初に行うあいさつ。無愛想でいると、第一印象がよい人とはまず思ってもらえないですね。

初めてお会いする方には緊張をするものですが、緊張して顔が強張り無愛想になってしまうと、クールに思われるどころか「喧嘩売ってる？」と相手を不快にさせてしまう可能性があります。明るくできない理由があっても、相手が悟ってくれるとは限りません。

相手の目を見て、明るくはっきりとした声であいさつをしてみましょう。

NG行動2.聞き取りにくい小さい声

ボソボソした小さな声や何を言っているか聞こえないような声では、「元気がない」「自信がない」という印象を相手に与えてしまう可能性があります。

第一印象をよくするためには、低い声よりも高い声の方が威圧感が少なく好印象につながりやすいと言われています。場にふさわしい声の大きさで話すようにしましょう。相手の声の大きさを意識すると、ちょうどよい声のボリュームを出すことができます。「もう一度言ってもらえませんか？」と相手に聞かれたら、声が小さいサインかもしれません。

また、緊張をすると早口になってしまう傾向があるため、話をするときはゆっくりと聞き取りやすいハキハキとした声で話すことを意識してみてくださいね。

NG行動3.笑顔のない表情

第一印象がよい人は、笑顔で表情の明るい方が多いイメージがあります。直感的に“よい人” “楽しそうな人”と、好印象を持たれることが多いためです。

緊張すると顔が強張り笑顔がなくなってしまいがちですが、できるだけ口角を上げてやわらかな表情を意識してみてください。どのような場面でも、笑顔は相手に好印象を与えることができるでしょう。

ただし、にやにやと不自然な笑みを浮かべては逆効果となってしまうので気を付けてください。口角を上げ目尻が下がるようにし、自然な笑顔が作れるように練習しておきましょう。

NG行動4.清潔感のない身だしなみ

身だしなみは、相手に与える印象の中でもかなり重要な要素となります。清潔感がない身だしなみは、相手に不快感を与えるだけでなく、不信感まで与えてしまう可能性があります。

特に筆者が思うのは、靴です。一番見落としがちな靴ですが「身だしなみは足元から」と言われるほど大事な要素。かかとがすり減ったり、ヒールに傷が入ったりしていないか、一度確認してみてください。靴の手入れが行き届いている人は、全体の身だしなみができているように思います。

NG行動5.姿勢の悪さ

最後に姿勢。姿勢は、相手に与える第一印象を大きく左右します。姿勢が正しい人を見ると「なんとなくきちんとして見える」「仕事ができそう」と感じることはありませんか？よい姿勢は端正でスマートな印象を与えることができ、仕事をするうえで大きなプラスとなります。

脚組みや猫背のような締まりのない姿勢でいると、知らぬうちに周囲からの評価を下げている可能性があるため注意してくださいね。

立っているときも、座っているときも背筋を伸ばすことを意識してみましょう。ポイントは、天井から吊られているイメージを常に意識することです。

第一印象はビジネスでも重要なポイント！

「第一印象なんて、すぐに覆せる」と思う方もいるかもしれませんが、心理学の一説によれば、一度相手の中で決まってしまった第一印象を変えるには、最低でもその人と2時間じっくりお互いに語り合う必要があると言われているんです。2時間相手と話し合うことはビジネスシーンではなかなか難しいですよね。

見た目や声でほぼ決まってしまう第一印象ですが、反対に言えば、見た目や声に気を付ければ、誰でも簡単に第一印象をよくすることができるということです！初対面の人から好印象を受ける立ち振る舞いを心がけてみてください。

ライター：能美黎子（のうみれいこ/ Instagram：@reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。
編集：TRILLニュース