職場で「なんだか仕事も人間関係も上手くいかないなぁ…」と悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?もしかすると、知らぬ間に周囲から「仕事ができない」と認識されるNG行動をしてしまっている可能性があるかもしれません。
今回は、仕事ができない認定されやすいNGマナーの中から、特に注意してほしいマナーと、仕事ができる人認定される3つの“おまじない”をお伝えします!
NGマナー「ホウ・レン・ソウ」ができていない人
ビジネスマナーの「ホウ・レン・ソウ」は知っている方も多いでしょう。
正解は、「報連相」
- 報告
- 連絡
- 相談
周りから「仕事ができない人認定」を受けてしまうことになりかねないのが、ビジネスの基本である「報連相(報告・連絡・相談)」。自分ではきちんと報連相をしたつもりなのに、上司からは「ちゃんと報連相できていない」と言われた経験がある方もいるかもしれませんね。
ミスや間違い、クレームなどを放置しておくと、その後大きなトラブルに発展する可能性があるため、迅速な対応が求められます。初期対応の「報連相」をスピーディにできれば、信頼される人材へと評価も変わっていくはず!改めて心掛けましょう。
進化系マナー「カク・レン・ボウ」
「ホウ・レン・ソウ」の進化系「カク・レン・ボウ」は知っていますか?
正解は、「確連報」
- 確認
- 連絡
- 報告
「ホウレンソウ」にはなかった「確認」が最初にあり、「報告」は最後にきているのがポイントになります。情報共有がメインの報連相では、部下は「相談」するだけで答えを考えるのは上司。自分で考える力が育たないことが課題となり、進化したのが「カク・レン・ボウ」です。
「確連報」の目的は、「自立した人材を育てる」「自主性をひきだし業務効率化を図る」こと。これができないと、仕事ができない人認定を受けてしまう可能性があります!
格上げマナー「ソラ・アメ・カサ」
「ソラ・アメ・カサ」という言葉は聞いたことがありますか?
正解は、
- ソラ「空を見ると曇ってきた(事実)」
- アメ「雨が降りそうだ(洞察、解釈・判断)」
- カサ「傘を持っていこう(打ち手)」
仕事ができる人認定をされている方は、報連相ではなく「ソラ・アメ・カサ」の行動で上司と確認し、相手や部下に指示をしている方が多いです。この「ソラ・アメ・カサ」は、自分の思考の確認にも使えます。
ソラが抜けていれば「根拠となる事実は何か?」
アメが抜けていれば「何が論点なのか?」
カサが抜けていれば「どんな打ち手がいいか?」
と確認すると、正しい結論を導き出すことができます。この「ソラ・アメ・カサ」を口癖にしておけば、仕事の話が格段にスムーズに進むので、ぜひ使ってみてください!
迷ったら3つの“おまじない”を思い出して!
もし、知らず知らずのうちにやってしまっているNGマナーがあれば、今回ご紹介した内容を念頭に改善してみてください。少しずつでも意識をしながら変えていけば、きっと上手に仕事をこなせる人になれるはずです。
行動に迷ったら、“おまじない”である「ホウ・レン・ソウ」「カク・レン・ボウ」「ソラ・アメ・カサ」どれかを思い浮かべて行動してみてくださいね!
ライター:能美黎子(のうみれいこ/ Instagram:@reikonohmi)
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。
編集:TRILLニュース