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牛乳が飲めなかった園児 保護者も驚きの“素敵な作戦”で克服できた理由

  • 2023.8.29
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画像:PhotoAC

子どもが幼稚園や保育園で嫌いな食べ物を克服した、という話を聞いたことはありませんか?

お友達と一緒に楽しく食べる給食の時間や、保育士の巧みな指導によって、苦手だった食べ物を食べられるようになった子どもが、実はたくさんいるようです。

本記事では、牛乳嫌いの女の子のために保育士が考えた、ある作戦についてご紹介します。

飲めなかった牛乳が…!

牛乳にまつわるエピソードを教えてくれたのは、保育士として勤務している20代の女性です。

 

これは私が、2歳児クラスの担任をしていた時の話です。

当時そのクラスには、Aちゃんという女の子がいました。

毎日楽しそうに過ごしている可愛らしい印象のAちゃんでしたが、実は苦手な食べ物が多いということを前年度の担任から聞いており、気になっていました。

なかでも特に苦手なのが牛乳だったのですが、園では毎日おやつの時間に牛乳が出てくるため、避けては通れません。

何とかしたいと考えた私はさっそく春から、牛乳を克服するための作戦を開始しました。

まずは「スプーン1杯だけ牛乳を飲んでみよう」とAちゃんに勧めてみることからスタートです。

そして、飲めたら周りの子ども達も巻き込んで「Aちゃん牛乳がんばって飲んでたよ!」「かっこいいね!」と毎日褒め続けます。

Aちゃんもみんなに褒めてもらえることが嬉しかったのか、少しずつではあるものの、一生懸命に牛乳を飲んでくれました。

そしてスプーン1杯の量に慣れてきたら、今度は同じぐらいの量をコップに注ぎ、コップで牛乳を飲めるように徐々にステップアップさせていきます。

スモールステップなうえ、毎日毎日褒めたり励ましたりしながら取り組むのはとても大変でしたが、その結果、冬になる頃にはAちゃんはコップ3分の1ほどの牛乳を毎日飲めるようになりました。

まだまだ量は少ないものの、スプーン1杯に苦しんでいた頃と比べれば大成長です。

そんなAちゃんの姿を見た前年度の担任や保護者の方からは「ビックリしました!先生のおかげです」と、とても感謝され、私自身も嬉しく感じました。

子どもたちの頑張りを、これからも見守って応援していきたいです。

さまざまな牛乳の克服方法

子どもだけでなく大人の方でも、牛乳が苦手で飲めないという方は少なくないですよね。

さまざまな克服方法があるようですが、ココアなどを使って味を変えたり、温度を変えてホットミルクにしたり、コップに蓋をして牛乳を見えないようにしてストローで飲んでみたり…ほかにスイーツに変身させる方法なども人気なんだそう。

あなたのおすすめの牛乳克服方法はありますか?


編集:TRILLニュース

提供:保育士歴4年・20代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※画像はイメージです