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イギリス留学中の日本人女性 日本での“何気ない行動”が思わぬ結末に「帰る間際で良かった」

  • 2023.8.27
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画像:PhotoAC

日本の飲食店では当たり前に無料で出てくる飲料水も、海外では有料だという話はもう有名ですよね。しかし、水にまつわる日本と海外の違いは、他にもたくさんあるようです。

本記事では、イギリスでの食器洗いにまつわる衝撃のエピソードについてご紹介します。

食器洗剤の泡を洗い流さない!?

イギリスでのカルチャーショックについて、留学経験のある50代女性が、こんな体験を教えてくれました。

 

私は高校生の時に、1ヶ月間イギリスへ短期留学しました。

イギリスで見るもの・聞くもの全てがとても新鮮で、お金を出してくれた両親に感謝していたことを思い出します。

来る日も来る日も楽しい毎日で、ホームステイ先でも本当に充実した日々を過ごしていたのですが、1つだけ気になったことがありました。

それは「水」です。

イギリスを含めヨーロッパの水は日本とは違い硬水が多く、さらに水はとても貴重なものとして扱われています。そのため、ホームステイ先では夏でもシャワーは毎日浴びられません。

日本人にとってシャワーを毎日浴びられないのはツラいところではありますが、その情報は事前に聞いていたので、あらかじめスプレーを持っていくことで対処していました。

ところが私には、水問題でどうしても乗り越えられない壁があったんです。

それは、食器を洗剤で洗った後、水ですすげないこと!

もちろん、食品由来の食器洗剤だからすすがなくても良いこと、そして水が貴重であることを頭では理解できるのですが、私はどうしてもすすぎたくて仕方ありません。

泡のついたまま水切りカゴへ置かれていく食器たちを見ては、ストレスがたまる一方でした。

そんなある日の夜、眠れなかった私は水を飲みにキッチンへ。

そして飲み終わったコップを洗剤で洗った私は、たまらず食器をすすいでしまったのです!

すると、思っていた以上に水の音が家中に響き渡り、私の行動がホストファミリーに知られてしまいました。

その日以降みんな口をきいてくれなくなる、というまさかの結末に。

その国ならではの習慣や水の貴重さを改めて痛感したと同時に、この失敗が帰る間際で良かったなと心底思った出来事でした。

シャワーは5分以内の家も

水資源が豊かな日本とは異なり、ヨーロッパなどの乾燥した気候の国では本当に水が貴重な存在であり、昔からの節水を意識した生活が習慣となっているようです。シャワーは長くても15分以内、家庭によっては5分以内というルールがあることも。

さらにイギリスでは、食器の泡をすすがないだけでなく、泡風呂に入ったあとの体の泡も洗い流さずにそのままバスローブを着る方も多いそうです。

世界はやっぱり広くて面白いですね!


編集:TRILLニュース

提供:50代女性・高校時代1ヶ月間イギリスに留学

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※画像はイメージです