母へのプレゼントを購入した親子　その後のクレームで『離婚問題』に発展していたワケ

結婚するとお金の使い方でパートナーと意見が合わないこともあると思います。少し値段の高い商品がどうしても欲しい時、パートナーに相談しづらかったら、あなたはどうしますか？

本記事では、化粧品が原因でお客様の問題に巻き込まれてしまったエピソードについてご紹介します。

美容部員として勤務している30代女性が、お客様の夫婦問題に巻き込まれてしまったエピソードを教えてくれました。

私がデパートの美容部員として働いていたなかで、最も衝撃を受けたクレームについてお話しします。

ある日、奥様への誕生日プレゼントを選びに、ご主人とお嬢様の二人が来店されました。

ご主人は化粧品には疎く、奥様が普段使用している化粧品がわからないため、頼りになるお嬢様と一緒に来られた、ということでした。

そこで、ご主人やお嬢様と相談しながら商品を選ぶことに。話し合いのすえ無事に決まった化粧品をギフト用にラッピングし、ご主人とお嬢様は満足そうにプレゼントを持ち帰られました。

しかし、翌日。奥様ご本人から、ものすごい剣幕で電話が入ったんです。

「主人に内緒で使っていた化粧品だったのに、値段がバレて大喧嘩になったじゃない！離婚の話まで出て、誕生日も台無しよ。スタッフが値段を教えたせいだ！」

電話を受けた私は、思わずフリーズ。昨日、ご主人とお嬢様が笑顔で帰っていかれるのを横で見ていただけに、予想外のクレームに衝撃を受けました。

そして落ち着いて奥様からヒアリングしたところ、どうやらご主人はプレゼントを購入された日、家に帰ってからじっくりとレシートを見たら、とんでもない値段だったことに気づき、奥様に対して激怒されたようです。

奥様の気持ちを落ち着かせるために、ゆっくりとお話を聞きながらこちらも誠意を見せてお詫びし、なんとか電話を終えました。化粧品のプレゼントから離婚問題にまで発展するなんて想像もしていなかったので、とても衝撃的でした。

その後、ご夫婦がどうなったか私たちが知る由もありませんが、今も仲良くしてくださっているといいなと思います。

今回のように、配偶者や家族には言いづらいお金の使い方をしている人は、実はかなり多いようです。通販で高価な商品を買って毎月ローンを払い続けていたり、ゲームに大金を課金していたり、競馬につぎ込んでいたり…。

性別問わず、パートナーに理解を得られにくいお金の使い方をする時には内緒で使ってしまう傾向が強いんだそう。最初はちょっとした秘密のお菓子を買っていただけだったのに、段々エスカレートして気づけば高級品を買うようになっていた、なんてこともあるようです。

あなたは内緒の散財、ありますか？

編集：TRILLニュース

提供：6年間デパートの美容部員として勤務/30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています

※画像はイメージです