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子役ながらに感じた、驚くべき“ドラマ撮影の裏側”に「見方が変わった」「面白い」

  • 2023.8.11
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画像:PhotoAC

お気に入りのドラマや映画はありますか?どの作品も感動や驚き、迫力などの演出で見る側を楽しませてくれますよね。でも、何気ないシーンの撮影現場の大変さを知ると、よりドラマを楽しめるんだそうです。

そこで本記事では、ちょっと変わったドラマの楽しみ方についてご紹介します!

たった数秒のシーンに一日がかり!

ドラマ撮影の裏話について、子役としてドラマやCM出演経験のある30代女性が、こんなエピソードを教えてくれました。

 

私は3歳~6歳まで都内の劇団に所属し、子役として連続ドラマやCMなどにも出演していました。

そんな私には、ドラマを見る時の「ツウな楽しみ方」があるんです。それは“ドラマの何気ないシーンにかかる時間と手間を考えること”

例えば、雑踏のなかを歩くシーンや、人混みなどのシーンを見ると「あぁ、この場面を撮るためにエキストラの方を何人連れて来て、道路を何時間封鎖して、何分カメラを回したのだろう…」などと考えるわけです。

そうやってドラマを見ると、どのシーンも見逃せず、話の最初から最後までじっくり見続けられます。

なぜ、私がこれほどまでに撮影の裏側を考えてしまうのかというと、それはエキストラ出演での苦い思い出があるからです。

私はエキストラとしての出演経験も何度もあるのですが、特に印象深かったのが、某有名俳優が主演する連続ドラマで、公園で遊ぶ子どもたちのシーンを撮影した時のこと

現地の公園を貸し切り、私たち子役のエキストラは秋なのに春っぽい格好をして、公園で小一時間ほど適当に遊ぶように指示を受けました。

しかし実際に撮影が始まると、貸し切りにしていたはずの公園に、近所の子ども達が紛れ込んでしまい、なかなか撮影がスムーズに進まず…。結局私たちは、日没ギリギリまで再撮影をすることになってしまいました。

そして驚いたことに、これだけの労力と時間を使って撮影したシーンが、実際のオンエアではたった数秒流れただけだったんです。

この数秒のために、一日がかりでの撮影に加え、何人ものエキストラを使っているという苦労を知ってからは、ドラマの見方が変わりました。

主役陣だけでなく、エキストラや撮影場所などにも目を向けてみると、ドラマを見る楽しみが増えて面白いですよ。

撮影時間や撮影期間にビックリ

1クールのドラマを撮影する場合、作品にもよりますが初回放送の1~2ヶ月ほど前から撮り始めることが多いそうです。オンエア開始前に全話撮り終えることもあれば、最終回放送の直前に最後の編集が終わることもあるんだとか。

さらに、朝早くから夜中まで撮影が続いたり、出演者のスケジュールや撮影場所の都合などでいきなりラストシーンから撮り始めたりするなど、ドラマを見ているだけでは分からない苦労がたくさんあるようですね。

ドラマや映画の制作現場が気になった方は、エキストラなどに応募してみてはいかがでしょうか。



編集:TRILLニュース

提供:3〜6歳まで子役として活動 30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています

※画像はイメージです