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客「もっと乗せろ!下手くそ!」 コーヒーショップの『ホイップ増量問題』で店員 困惑…

  • 2023.8.15
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画像:PhotoAC

飲食店などでよく見る“大盛り無料”や“増量無料”などのキャッチフレーズ。どれも通常よりも多く盛り付けてくれるサービスで嬉しいですよね。

本記事では、コーヒーショップで起きた“増量”にまつわるトラブルについてご紹介します。

どの量が正解!?

某有名コーヒーチェーン店で働いていた40代の女性が、とても困ったお客様からのクレームについてのエピソードを教えてくれました。

 

私がコーヒーチェーン店で働いていた時の出来事です。

私は当時、オーダーが入ったドリンクを即座に作ってお客様に提供する業務を担当していました。そのお店では、お客様の希望でドリンクにさまざまなカスタマイズをできるサービスがあり、個々の対応が大変だったことを覚えています。

なかでも、無料でホイップ増量ができるカスタマイズはとても人気のオーダーだったのですが、このカスタマイズは、増やす量(グラム)についての明確な規定がないため、作る人によって量に差がついてしまうのが問題ではありました。

そしてある日、フローズンドリンクを注文したお客様から、ホイップ増量のカスタマイズオーダーが入り、事件は起きたんです。

夏の暑い時期で、ホイップが溶けて垂れやすい恐れがあったため、私はホイップの量を程よく多めにしてお客様に提供しました。ところが…

「ホイップ増量でオーダーしたのに、こんなの通常の量だろう!もっと乗せろ!」

と怒られてしまったのです。そこで慌ててホイップを追加したのですが、今度は

「多すぎる!これじゃ垂れるだろ!下手くそ」

とさらに文句を言われ、突き返される始末…。

さすがにここまでホイップの量にこだわるお客様はいなかったため、少々戸惑ってしまいましたが、ドリンクを作ってから時間がたってしまったこともあり、再度作り直す旨を伝えました。

そして仕上げのホイップをトッピングする工程にきたら、お客様が「OK」を出すタイミングまでホイップを乗せる、という荒技で何とかその場を乗り切りました。

その後しばらくの間、ホイップ増量がトラウマになったことは言うまでもありません。

コミュニケーションを大切に

今回のようにお店側が暑さでホイップが垂れることまで考慮して、量を調節してくれている場合でも、お客側には伝わっていないこともあるかもしれません。

もし提供された商品に不満や疑問を感じたら、客だからとただ怒るのではなく「ホイップ増量でオーダーしたのですが…」と聞いてみてはどうでしょうか。店員さんも「これ以上増やすと今の季節は垂れやすいですが大丈夫ですか?」などと理由を説明しやすくなりそうです。

客の立場であっても、店員さんとのコミュニケーションは大事にしたいですね。



編集:TRILLニュース

提供:4年間コーヒーチェーン店スタッフとして勤務/40代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています

※画像はイメージです