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「うちの子の衣装を変えて」 保護者からのクレームの“予想外な理由”に思わず唖然…。

  • 2023.8.14
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画像:PhotoAC

幼稚園や保育園などでは、一年を通してさまざまなイベントが行われており、保護者にとっても我が子の成長を感じられる楽しみな瞬間ではないでしょうか。しかし「とにかく我が子を一番に!」という思いが強すぎる親からの要求が強すぎて問題になることも…。

本記事では、保護者からの予想外のクレームについてご紹介します。

母親から「衣装を変えて欲しい」とクレームが入ったワケとは!?

幼稚園で保護者から入った驚きのクレームについて、元保育士の女性が教えてくれました。

 

これは、私が幼稚園教諭として4歳児の年中クラスを担当していた時の話です。

当時勤めていた園では、毎年1月にお遊戯会を行っていました。園長から伝えられる大まかなテーマをもとに、それぞれのクラス担任が構成や振り付け、衣装まで全てのことを考えることになっており、その年のテーマは“ディズニー”でした。

私は、自分の受け持ちクラスの子ども達が4歳児であることから、大人すぎず子どもすぎない『不思議の国のアリス』をやることに決めました。

さっそく構成や振り付けを考え、衣装は主人公のアリスをイメージしたブルーのワンピースを制作。準備は大変でしたが、子ども達が喜んでくれることを想像しながら、毎日頑張って作りました。

しかしそんな私の思いも虚しく、この衣装が原因で予想外のクレームを受けることになるなんて…。

「そんな地味なの嫌です。うちの子には華やかなドレスを着せてください」

お遊戯会の練習に励む日々のなかで、ブルーの衣装を見た女児の保護者から、衣装を変えるようにクレームが入ったんです。

一瞬、言葉を失う私。

予想だにしない理由を言われ、思わず固まってしまったものの、その保護者には『不思議の国のアリス』にはドレスは出てこないことを丁寧に伝え、なんとか納得していただきました。

保育士経験のなかでも、こんな要望は初めてで、とても衝撃を受けたことを覚えています。その後も、お遊戯会の練習をするたびに、このクレームを思い出さずにはいられない印象的な出来事でした。

まずは一呼吸おいて

我が子が可愛い、という親の気持ちはとても大切ですが、だからと言って、自己中心的な要求を相手に対して強く求めることは、子どもにとって必ずしも良い結果につながるとは限りません。

「先生に伝えたい」と思ったら、まずは一呼吸おいて、ただの我儘ではないか、本当に必要なことかをしっかり判断してから連絡するようにしたいですね。


編集:TRILLニュース

提供:元保育士・30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。

※画像はイメージです