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「逼迫」をちゃんと読めますか?意味と使い方を解説

  • 2023.8.2
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難しい言葉の一つである「逼迫」は、読み方すらわからない…ということも珍しくありません。

日常生活のなかでたまに使われる「逼迫」は、どのような読み方・意味なのでしょうか。

今回は、「逼迫」の読み方をチェックしたうえで、正しい使い方や例文を紹介していきます。

「逼迫」の読み方

「逼迫」という言葉には、あまりなじみのない「逼」という漢字が使われています。

「逼」は「福」や「副」と似ているため、人によっては「ふくはく」と読んでしまうかもしれません。

しかし残念ながら、「逼迫」は「ふくはく」とは読みません。

正解を見てみましょう……「逼迫」は実は「ひっぱく」と読みます!

「逼」という漢字も音読みは「フク」ではなく、「ヒツ」や「ヒョク」と読むため注意が必要です。

「逼迫」の意味と例文

「逼迫」とは、行き詰った状況や危機が迫っている状態を指しています。

名詞のため、たとえば以下の例文のようにさまざまな使い方ができるのが特徴です。

  • 経済状況が逼迫している
  • あれだけ逼迫した状態から、よく持ち直したね

このように「逼迫」という言葉は、かなり行き詰って困っている状況を指すときに使います。

危機が訪れて余裕がないときは、「状況が逼迫している」という表現を使ってみましょう。

「逼」という漢字について

「逼」はあまり頻繁に使われる漢字ではないため、どのような漢字なのか気になるところです。

先ほども触れたように、まず「逼」の漢字は「ヒツ」「ヒョク」で、「逼迫」のほかには「逼塞(ひっそく)」という言葉もあります。

「逼塞(ひっそく)」とは落ちぶれて世間から距離を置いて生活するという意味を持っており、「逼迫」と同様に追い詰められている状態がわかります。

また、「逼」には「せまる(逼る)」という訓読みもあるため、「逼迫」は2つの「せまる」という言葉をかけ合わせた熟語ということになります。

全体的に「さしせまる」「せまる」といった危機的状況の意味を持つ漢字のため、「逼迫」という言葉とあわせてぜひ覚えておきましょう。

まとめ

「逼迫」は、「ひっぱく」という読み方をします。

追い詰められた危機的状況を示す言葉のため、基本的にネガティブな内容の会話で使用されるのが特徴です。

「ふくはく」と間違えないように注意し、正しく使用していきましょう!