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「悉く」の全然予想できない読み方とは?意味や例文も解説

  • 2023.8.8
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「悉く」という言葉を目にしたことはあっても、なかなかその読み方は、初見ではわからないものです。

「悉」という漢字自体も一般的に使用することはほぼないため、読み方はもはや予想すらできません。

そこで今回は、「悉く」の読み方や意味、例文を紹介します。

難しすぎる「悉く」の読み方

「悉く」という言葉を目にして、何も行間を読まない状態で読み方を当てることは正直難しいでしょう。

「悉」の漢字自体もほとんどなじみのない漢字のため、読み方を知らなければ、まったく検討もつきません。

ヒントは、「〇〇〇〇く」といったように、あの漢字の中にはなんと一気に4文字も入るんです。

では正解を見てみましょう……「悉く」は「ことごとく」と読みます!

「悉く」の意味とは?

「悉く」とは、「少しも残らず」「すべて」「もれなく」などのことを意味します。

副詞になるため、「悉くダメになった」といったように動詞とあわせて使うのが特徴です。

ただしニュアンスとしてはあまり良くない事象に対して使うことが多く、「悉くラッキーだった」などの表現はあまり見かけません。

良い事象に対して使っても誤りではありませんが、以下のような例文を参考に、日常生活のなかで使っていくと良いでしょう。

  • たくさんの抽選に応募したが、悉く外れてしまった
  • 提案した複数の企画が悉く却下されて悲しい

「すべて」「残らず」とほぼ同じ表現ですが、たまに違った表現をしたいときは、ぜひ「悉く」を使用してみましょう。

「悉く」はなぜ「ことごとく」と読む?

もともと「悉」という漢字は「全部」という意味を持つため、その訓読みが「ことごとく」になります。

ほかには「悉に(つぶさに)」「悉す(つくす)」という訓読みもあり、意味はほぼ同義です。

音読みは「シツ」で、少し難しいですが「すべて」という意味を持つ言葉に「悉皆(しっかい)」という言葉があります。

あまり一般的ではないものの、知っていると役立つ表現・言葉のため、これを機にぜひ覚えてみてくださいね。

まとめ

今回は、「悉く」の読み方や意味について解説してきました。

「悉く」は「ことごとく」と読み、「すべて」という意味を持っています。

「難しい漢字が悉くわからない…」といった状態にはならないように、気になった漢字・熟語はぜひ積極的に調べてみてくださいね!