「各々」は読めておきたい！知っておきたい正しい【ビジネス漢字】の読み方と用例

「各々」という言葉を見て、「今まで『かくかく』と読んでいた…」という方は意外に多いのではないでしょうか。

そのまま読むと確かに「かくかく」と読んでしまいがちですが、「各々」には正しい読み方があります。

今回は、読み間違いしやすい「各々」という言葉の読み方や意味を解説していきます。

「各々」という言葉には、「各（かく）」という漢字と、同じ漢字を繰り返して使うことを示す「々」が使われています。

そのため読む際には、つい「かくかく」と読んでしまうもの。

しかし正しい読み方は異なるため、大勢の人いる場で恥ずかしい思いをしないように注意しましょう。

「各々」の読み方の正解は……「おのおの」です！

言葉として「おのおの」という表現は聞いたことはあっても、「各々＝おのおの」とはなかなか一致しないかもしれませんね。

これを機にぜひ読み方を覚えておきましょう！

「各々」は、「それぞれ」「めいめい」と同様の意味を持ちます。

たとえばこのような使い方ができるでしょう。

「それぞれ」と言葉とほぼ同義なら、「各々」はやや固めのニュアンスになりますが、多くの場面で使用されている言葉になります。

実は、「各々」という言葉の歴史はかなり古いとされています。

平安時代の書物「伊勢物語」の中ではすでに「各々」という言葉が使われており、当時も意味は「それぞれ」でした。

平安時代の頃から現代まで同じ意味で使用されているのは、驚きですね。

「それぞれ」という意味としてはやや固めなニュアンスを感じさせるのも、昔から使われてきた言葉だからかもしれません。

今回は、「各々」という言葉の読み方や意味、歴史について解説してきました。

「かくかく」と読みたくなりますが、正しい読み方は「おのおの」のため、使い方には注意しましょう。

使い方は「それぞれ」とほぼ同じのため、「それぞれ」とあわせて使い分けてみてくださいね。