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「ごようたつ」と読むのは正解?不正解?「御用達」の読み方・意味とは

  • 2023.7.30
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「御用達」という言葉は、ごようたつ・ごようたちと読み間違えしやすい熟語の一つです。

実際に今、「ごようたつではないの?」とびっくりした方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな読み方の難しい「御用達」の読み方や意味を解説していきたいと思います。

「御用達」の読み方とは?

「御用達」を普通に読もうとすると「ごようたつ」になりますが、残念ながら「御用達」の読み方の一般的な正解は「ごようたつ」ではありません。

正解は一部の漢字を変化させて読みますが、読み方がわからないと、一発で読むのはなかなか難しいですね。

そんな「御用達」の読み方の正解は……「ごようたし」です!

実は「ごようたつ」でも間違いではない?

御用達の読み方の正解は「ごようたし」ですが、実は現在は、御用達には以下のように3つの読み方があるとされています。

  • ごようたし
  • ごようたつ
  • ごようだち

というのもいくつかの辞書を参照すると、辞書によって読み方の記載が異なる場合があるためです。

そのため一般的には「ごようたし」が正解とされますが、「ごようたつ」「ごようだち」と読んでも実際のところは不正解ではないのです。

「御用達」の意味の勘違いに注意!

御用達の意味については、主に「よく使用する、愛用すること」と解釈している方が多いのではないでしょうか?

普段から愛用しているアイテムがあれば、そのアイテムのことを「〇〇さん御用達の一品」などといった表現をするのが特徴です。

しかし実は、一般的に間違った解釈をされているのは、読み方ではなく意味なのです!

辞書に記載されている「御用達」の意味をチェックしてみましょう。

1 (「ごようたつ」とも)宮中・官庁などへ用品を納めること。「宮内庁―の品」
2 「御用商人」に同じ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

辞書を見ると、「御用達」は宮中や官庁に品物を納入すること、またはそれをする商人自身を指していることがわかります。

つまり「皇室御用達」と表現する場合は、「皇室が愛用している」という解釈ではなく、「皇室に納入している」という解釈になるのです!

勘違いしがちなのは読み方ではなく、意味のほうでしたね。

まとめ

今回は、「御用達」の読み方について解説してきました。

「御用達」の読み方の正解は、一般的には「ごようたし」とされますが、「ごようたつ」「ごようだち」と読んでも実は間違いではないのです。

むしろ勘違いしがちなのは意味のほうのため、これを機に使い方を間違えないように注意したいところですね。