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元バーテンダーが教える、顔と名前を覚えるだけではない「顧客カルテ」とは

  • 2023.7.14
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画像:Maksym Fesenko/shutterstock.com

オシャレな雰囲気でお酒をじっくりと楽しむバー。行きつけのバーがあると、1日の疲れがふっと取れてリラックスできますよね。

今回は、バーテンダー経験者が教えてくれた「接客時の心得」についてご紹介します。

「あなたのこと覚えてますよ」が大切

今回のエピソードは、バーテンダーとして5年勤務していたという男性が教えてくれました。

 

バーテンダーとしてホテルバーに勤務していた経験から得た「接客時の心得」があります。

当時、私は勤務して3年目で24歳。ホテルバーの業界としてはまだまだ若造ですが、とにかく技を身に着けたい一心で仕事の合間も練習に励んでいました。

当時のホテルバーの客層としてはホテルの宿泊者、地元企業のVIP接待、地元企業の役員職のプライベート利用、医者、社長など。ホテルバーにだけあって富裕層が多かったです。

あらゆるお客様が利用される中でまず重要なのは、顧客の顔と名前を覚えること。そしてその顧客は一杯目は何を頼み、おかわりは何を頼んだのかを記憶し、アルコールの強さや、好みを認識すること。

当たり前のこととお思いでしょうが、これがなかなか大変です。利用されるお客様が最も感激と信頼を得るのは、「自分が顧客として認識されていると実感すること」です。

自分は2回目以降の顧客に対しては、自前の顧客ノートを元に名前や会話、酒の好みを思い出す努力をしていました。ノートの記録をもとに、さりげなく前回の話題や、注文メニューの提案など「あなたのことは覚えてますよ」とアピールを行うことがポイントです。

 

病院もそうですが、バーテンダーにとっても「顧客カルテ」が非常に大切なのです。

覚えられていると嬉しい

初めてではないお店で「いつもありがとうございます」「お久しぶりですね」と言われると、嬉しい気持ちになりますよね。それに加えて、前に話したことやお酒の好みまで覚えていて自分にあったお酒を提供してもらえたら、「またここに来よう」という気持ちになるはず。

お客さんと丁寧に向き合い、接客する態度をぜひ見習いたいですね。


編集:TRILLニュース編集部

提供:元バーテンダー・37歳男性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています

※お酒は20歳になってから