ウェディングプランナーが見た、入場演出中に起こった“予想外のハプニング”に一同騒然

結婚式といえば、新郎新婦こだわりの演出も楽しみの1つですよね。フラワーシャワーやブーケトスをはじめ、趣向を凝らした演出でゲストを楽しませてくれますが、もしもその演出でハプニングが起きてしまったら…。

今回は、結婚式当日の演出によるハラハラエピソードについてご紹介します。

結婚式でのハプニングについて、元ウェディングプランナーの女性が、こんな体験を教えてくれました。

これは私がウェディングプランナーとして勤務していた時のお話です。

新郎新婦のお二人は、会場への入場演出に特に力を入れたいとこだわっていました。そして、お二人が選んだのは「馬車」。ガーデンウェディングということもあり、森の中をイメージした会場にもピッタリの演出です。

そしていよいよ結婚式当日。春の暖かな陽射しが降り注ぎ、まさに結婚式日和だったのを覚えています。表では馬車もばっちりスタンバイし、新郎新婦のお仕度が済むのを待つばかりとなりました。

しかし、ここで問題が…。

新婦がダイエットを頑張り過ぎたことで、ドレスのサイズが合わなくなってしまったのです。なんとか応急処置を施し、ドレス問題はクリアしたものの、この時点でかなり時間が押してしまいました。

予定の時間を大幅にオーバーするなか、穏やかだった外の天気が徐々に顔色を変え、強い風も吹き始めました。そして、長く外で待たされていたお馬さんの集中力が切れてしまったのです。

だんだんと落ち着きが無くなるお馬さんに焦る現場。御者の方が必死になだめ、馬車はなんとか新郎新婦のお二人を乗せて入場へ。無事にパカパカと進み、さぁ、ここで停車、というはずが…。

馬車は停車位置を通り過ぎていくではありませんか！

想定外の事態にどうする事もできず、騒然とするスタッフ一同。

その後、馬車は3周した末にやっと停車。新郎新婦のお二人もゲストの皆様も、このハプニングを笑ってくださり、何とか事なきを得ましたが、私は内心ハラハラしっぱなしの出来事となりました。

結婚式ではハプニングがつきものですが、動物相手だとコントロールもできず、なおさら大変ですね。

今回のお話で出てきたお馬さんですが、どうやら人間でいうとまだ3歳ほどの幼さだったこともあり、長い待ち時間と強風で集中力が切れ、やっと歩けたから止まりたくなーい！という状態になってしまったそう。

素敵な結婚式の裏では、ウェディングプランナーさんや新郎新婦のお二人がさまざまなハプニングを乗り越えているのかもしれませんね。

編集：TRILLニュース編集部

提供：元ウェディングプランナー・40代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。