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元ウェディングプランナーが見てきた、披露宴の終盤で意外とよくある“悲惨すぎる結末”

  • 2023.7.12
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画像:Ruslan Iefremov/shutterstock.com

結婚式は新郎新婦の晴れ舞台。素敵な演出と、親族や友人をはじめとした大勢のゲストに囲まれて、一生の思い出となる日です。そんな記念の日に、誰かがお酒で大きな失敗をしてしまったら…。

今回は、なかなか語られることのない、披露宴でのお酒にまつわる失敗談についてご紹介します。

披露宴で起きた大惨事とは?

結婚式でのアクシデントについて教えてくれたのは、元ウェディングプランナーの女性です。

 

これは私がウェディングプランナーとして働いていた時のお話です。

この日の結婚式は、遠方から新郎新婦のおじい様・おばあ様もお越しになり、とても和やかな雰囲気で進んでいました。なかでも、おじい様はとても面白く朗らかで、会場スタッフとも気軽に話してくださっていたのですが…。

お食事が進むにつれアルコールの量も増えていったおじい様は、声が段々と大きく、そして呂律もまわらない状態に。ただこの程度のことはよくある光景なので、注意しつつ見守っていました。

そして披露宴の終盤、残すは新婦の手紙とご両親への花束贈呈、というタイミングで事件は起きたんです。

ガシャーン!!という激しい音とともに、椅子から落ちて倒れてしまったおじい様。その際、何とか掴まろうとテーブルクロスを引っ張ってしまったため、食器まで落ちて大きな音が会場に響き渡りました。

ご両親やおばあ様は心配やら腹立たしいやら複雑な表情となり、新郎新婦も高砂から心配そうに見つめるばかり。「すいません、すいません」と平謝りするおじい様を、私たちスタッフは別室へと誘導しました。

幸い大事には至りませんでしたが、時間の都合で会場に戻ることは叶わなかったおじい様。倒れてしまった恥ずかしさと、お孫様の結婚式を台無しにしてしまったとの思いからか、大きく肩を落としておられました。

会場から戻られたご家族にこっぴどく叱られていましたが、新郎新婦には慰めらていたおじい様の姿が、今でも忘れられません。

披露宴でのお酒には要注意

結婚式は誰にとっても特別な日。非日常だからこそ、普段は起こらないような事が起きてしまいがちです。特に、披露宴で振る舞われるお酒は「お祝い事だから」と、飲むペースが早くなる方も少なくありません。

大切なシーンで思いもよらない惨事を招かないために、普段からお酒をよく飲む方には「お祝い事だとお酒が進み過ぎて体調が悪くなる人も割といるみたいだから、気を付けてね」と、事前に声をかけておくのが良さそうです。もちろん、自分自身にも言い聞かせておきたいですね。


編集:TRILLニュース編集部

提供:元ウェディングプランナー・40代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています
※お酒は20歳になってから
※画像はイメージです