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フローリングの段差で躓いた祖母→病院で「あどが痛い」と訴えるも看護師「え、どこ…?」

  • 2023.7.19
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画像:polkadot_photo/shutterstock.com

病院に来た方が「あどが痛い!」と言うと、方言を知らない方は頭の上にハテナマークが浮かんでしまうはず。方言を喋っている方自身が、それを方言だと認識していなかったら、いつまでも意味が通じなさそうですよね。

大分県では、体のある部位を「あど」と言うのだそう。一体、どこの部分を指す言葉なのでしょうか?

フローリングでつまずいて「あどが痛い」

こちらの方言は、大分県大分市出身の女性が教えてくれました。

 

ある日、一緒に暮らしていた祖母が家のフローリングの段差でつまずいて骨折してしまい、私は祖母を病院へ連れていきました。

とても痛がる祖母に、若い看護師さんが痛い箇所を尋ねたときのこと。

祖母「あどが痛い!あど!」

看護師さんえ?アゴ?」

祖母「あどっちゃ!あど!みぎのあど!

看護師さん「アゴ?右の??

おそらく大分出身ではないのでしょう、若い看護師さんは、祖母が言っている「あど」が体のどの部分か分からないようです。しかも祖母も祖母で「あど」が方言だと知らない様子で、何度も「あど!」訴えます。

私は「あどは、かかとのことです」とフォローしつつ、何度も繰り返されるやり取りに、祖母に申し訳ないと思いながらも笑ってしまいました。

大分に住む年配の方は、足のかかとのことを「あど」と言うのです。「かかとが引っ掛かる」などは、「あどがひっかかる」と使います。

今でも、祖母と私はその時のことを「あどはあどでな!」と笑いながら話しています。

体の部位にも方言があるなんて驚き!

「あどが痛い!」と言われた看護師さんは、相当混乱したでしょうね。おばあさまも、「あの時はおもしろかったね」とお孫さんと笑い合えるくらい回復したとのことで良かったです。

ちなみに「かかと」は、東北地方では「あぐど」、群馬県では「あくつ」、広島県では「きびしゃ」など、地域によっていろいろな言い方があるそうですよ。


編集:TRILLニュース編集部

提供:大分県大分市出身・30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています