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「しあさって」は一般的に“3日後”だが、三重県では“4日後”を指すことが多いって本当?

  • 2023.7.18
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画像:PhotoAC

「しあさって」は、今日から何日後のことでしょう?

今日、明日、明後日、しあさって…だから3日後でしょ。と思う方が多いはず。ですが、なんとこの大事な日にちを表す言葉が、地域によって差があったのです。

いったい、どんな差があるのでしょうか?

「しあさって」って3日後なの!?

「しあさって」の地域差について、三重県桑名市出身の女性が教えてくれました。

 

三重県桑名市で育った私は、京都の大学へ進み、ひとり暮らしをしていました。夏休みに入り、大学の友人と遊ぶ約束をしたのですが、その時に方言による違いを実感することに…。

しあさってのお昼に学食で集合

大学の友人たちとそう約束をした私は、「しあさって」に会えるのを楽しみにしていました。約束から3日後のお昼、友人たちがひとり暮らしの私の部屋に訪ねてきました。約束は明日なのにどうしたのかな?と思って出迎えると、

「遊ぶ約束していたのに、学食に来なかったから」と心配そうな顔。

「え?約束は『しあさって』だよね?」と返すと、友人は「今日がその『しあさって』だよ」ときょとんとしました。

ええ!?そうなんだ!一般的に「しあさって」と言ったら、3日後のことなの!?

そこで初めて、三重県独特の日数の数え方による違いを知ることができました。

三重県では「あした」「あさって」の次の日、つまり3日後は「ささって」と言います。さらに、4日後を「しあさって」と表現するんです。

私が、約束の「しあさって」を4日後だと思っていた理由を説明すると、その原因を知った友人たちは爆笑してくれ、予定通り遊ぶことができました。

しかし、自分が今まで当たり前だと思っていた日にちの数え方が世間とズレていることを知り、これから他県の人と話す時は、絶対に日にちで約束をしよう!と心に決めた出来事でした。

約束は日にちで!

3日後のことを「ささって」という、三重県ならではの表現が方言。まさか4日後を表現する言葉として「しあさって」を使うとは、県外の人にとっては少し複雑ではないでしょうか。

以前は周囲の県の一部でも使われていたことはあるようですが、今ではほとんど三重県でのみ言われている表現なのだとか。お年寄りだけでなく小さな子どもも「しあさって=4日後」と認識しているそう。

約束をする時は、「○月○にちに集合ね」と日にちで確認し合うのが良いのかもしれませんね!


編集:TRILLニュース編集部

提供:三重県桑名市出身の30代女性

※この記事では媒体で募集し集めた体験談を掲載しています。

※画像はイメージです。