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ビジネスシーンで出てくる漢字「辟易」の読み方や意味を解説

  • 2023.6.29
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小説やビジネス書で時折出てくる「辟易」という言葉。簡単なようで見慣れない漢字が使われたこの熟語を、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は、日常でも目にする機会の多い難読漢字、「辟易」について紹介します!

「辟易」の読み方は?

「辟易」の読み方は「へきえき」です。
「辟」は「へき」、「易」は、貿易などと同じく「えき」と読みます。

よく耳にするのは「へきえきする」といった言い回しですね。

「へきい」という読み方をする人もいますが、これは間違い。「易」には「い」という読みもありますが、「辟易」という熟語になると、「易」は「えき」という読み方だけになります。

「辟易」は、他にも「ひえき」や「へきへき」と間違えられることも多いですが、正しい読み方を知っている人も多いぶん、間違えると恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。

「辟易」の意味と成り立ち

そんな「辟易」には、以下のような意味があります。

へき‐えき【辟易】
〘名〙
(1)対応のしようがなくて困ること。手がつけられずいやになること。うんざりすること。閉口すること。

また、現在はあまり使われませんが、以下のような意味も知られています。

(2)相手をおそれ、みちをあけて立ちのくこと。おそれて逃げ去ること。
(3)勢いに押されてたじろぐこと
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

もともと、「辟」は「避ける」、「易」は「変える」という意味があり、”相手を恐れ、避けるために道を変える“という意味あいの言葉でした。

本来は(2)の意味の言葉でしが、現在はもっぱら(1)の「うんざりして嫌気が差す」意味で使われます。

ビジネスや日常でも、ふとした時に登場する「辟易」。使いこなせると格好いい、社会人なら覚えておきたい言葉です。

まとめ

「うんざりする」「嫌気が差す」といった意味を持つ「辟易」。
文章では時折目にする言葉ですが、「へきえき」という読み方は知らなかった方もいらっしゃるかもしれません。

社会人なら知っておきたいこの言葉、いかがだったでしょうか?